SIXPAD(シックスパッド)はEMSマシンとして効果があるのかどうか。仕組みをふまえて解説。
開発に関わっている森谷名誉教授の話も直接聞いてきましたので、それを踏まえて書いてます。
従来のEMSマシンとSIXPADとの違い・料金・口コミ・入荷待ちに関する情報 もまとめます。
他のEMS腹筋ベルト系の商品と迷っている人も一読いただけると幸いです。
結論としては、EMSで腹筋を鍛えるなら現状はSIXPAD一択だと考えています。
SIXPADに使われているEMSの仕組み
まずはEMSとは何かを簡単に確認。 Electrical Muscle Stimulationの略。直訳すると「電気で筋肉を刺激する」です。
筋肉が動く仕組み
通常は、脳から運動神経を通って命令が伝わることで筋肉が収縮運動を行います。
あなたが腕を曲げようと思ったら腕が曲がりますね。これは、脳から上腕二頭筋(力こぶ)へ収縮しろという命令が伝わって、筋肉が収縮して、結果腕が曲がるんです。
- 脳から命令が発せられる
- 運動神経を通って信号が伝わる
- 上腕二頭筋に命令が届く
- 上腕二頭筋が収縮する
- 腕が曲がる
ざっくり言うとこのような感じです。
EMSで筋肉が動く仕組み
脳から筋肉に「動け」という命令が伝わるのですが、この信号が微弱な電流みたいなものなんです。これを外部から人工的に擬似的な電気信号を与えること で、筋肉が動きます。
極端な話をすれば、人間って感電すると全身の筋肉が硬直します。心臓マッサージのAEDも電気ショックですよね。心臓の筋肉が電気でビクッとなるんでしょうね。
普通筋肉は脳みそで「動かそう」と思わなければ動きません。外部から電気信号を与える ので「動かそう」と思っていなくても筋肉が動く。つまり、自分の意志とは関係なく勝手に筋肉が動きます 。これがEMSです。
で、勝手に筋肉が動いてくれたら、勝手に運動してることになるので便利じゃない?とつくられたのが、EMSマシンという健康器具ですね。
▼公式が解説動画を出しています。わかりやすいので合わせてどうぞ。
SIXPADはそもそもの開発コンセプトが違う
技術的な細かい話に進む前に知っておいて欲しい内容。
それは、MTG社のSIXPADブランドのビジョン(目的)が他の商品とはレベルが違うということ。
多くのEMS商品は「取り敢えずダイエットに”効きそう”」という理由で、EMSを使った商品を開発・販売しているだけです。
効果が”ありそう”なものは売れますからね。
それに対して、MTG社のブランドビジョンは以下。
SIXPADが果たすべき使命とは
SIXPADは、EMSの正しい理論・効果を、夜の中へ広く正しく伝えていきます。
そして、世界No.1のEMSブランドとして市場をリードすることにより、EMS業界・市場の信頼を高め、発展させます。
お客様が安心してEMSを使用し、健やかに生活できる社会に貢献していきます。
要は、EMSのダイエット器具を作って売れたらいいなくらいの話ではやってないんですね。
その証拠に、ブランドとして手がけているジャンルは、
- トレーニング(ボディメイク/パフォーマンスアップ)
- ヘルスケア
- 医療・リハビリ
と展開されています。
お腹の脂肪が減るかどうかというお話ではなく、「アスリートレベルの人のパフォーマンス向上が出来るか」とか「高齢者の健康に効果が出せるか」とか「病気・怪我で運動が出来ない人の筋力低下を防げるか」と言った目線で研究開発を行っています。
世界No1EMSブランドを目指すとありますが、実質的に世界トップ技術を走っているのがSIXPADなわけで、他のEMS商品とは全くモノが違うのです。
つまり、様々なEMS商品があるなかで、もし興味を持って使ってみようと思ったら、現状の選択肢はSIXPADブランド一択です。
“本物”のEMS機器を誕生させるためのMTGの取り組み
効果があるかどうか疑わしいEMSばかりの業界の中で、本物を作るためにMTG社が何をしたか。
EMS安全基準検討委員会を発足
MTG社の松下代表の働きかけにより、2013年に日本ホームヘルス機器協会にてEMS安全基準検討委員会が発足されました。
MTGを含む各メーカーや、経済産業省、厚生労働省などの各省庁と連携して、安全基準案を策定。
松下代表は2015年に日本ホームヘルス機器協会の副会長に就任しています。
EMSの世界的権威 京都大学 森谷教授に協力を依頼
森谷名誉教授は、「国際電気生理運動学会」「国際バイオメカニクス学会」「アメリカスポーツ医学会」「日本運動生理学会」「日本体力医学会」などの理事・評議員を歴任したり、論文も200本以上だしており、本もたくさん出してる人です。
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日本のいち美容メーカーであるMTG社が、世界的に運動や医学などの研究レベルで権威のある教授からの協力を得られているのです。
当初は取り合ってもらえず大変だったらしい。
ということで、もはや他メーカーがEMS器具としてSIXPADには勝てないですよね。って話です。
SIXPADは他のEMSとどう違うのか
20Hz(ヘルツ)の周波数が一番効果がある
SIXPADが他のEMSと一番違うのが20Hzの周波数を使用しているということです。
元々、森谷教授の30年以上の研究により、最も効果のある周波数が20Hzであることはわかっていました。
20Hzよりも高い周波数を使うと、約60秒で筋肉の張力が低下し、タンパク質の合成が行われず筋肉が発達しなくなります。
20Hzであれば時間が経過してもトレーニング効果が持続します。
つまり、高い周波数をつかっているEMS器具は、見た目がピクピクしているだけで筋肉に効いていないということになります。
次が、筋肉の酸素消費量のデータです。
筋肉は運動した際に酸素が消費されるので、酸素消費量を比較してトレーニング効果を測っています。
60Hzよりも20Hzの方が多くの酸素が消費されている=トレーニング効果が高いと言えます。
20Hzを商品化したのがSIXPAD
このように20Hzの周波数が効果があるのはわかっていましたが、20Hzは人が耐えられないレベルの痛みを伴うため商品化には至っていませんでした。
痛みを軽減する方法としては、周波数を20Hzから例えば50〜80Hzと高くすることですが、そのぶん効果が無くなってしまいます。
ですので、他のEMS商品の多くは痛みが出ない周波数(50〜60Hz)、つまりそれほど効果が期待できない周波数を使っているということになります。
ここで20Hzの周波数を痛みが無くすことに成功したのがSIXPADです。
電気を流す量・時間、肌にあたる面積などを計算し、20Hzでも痛みがない波形の開発を成功させました。
ちなみによくテレビショッピングなどで見かけるスレンダ◯トーンの周波数は60〜80Hzとなっています。
EMS器具を使ってみたい人は取り敢えずSIXPADを選ぶべきですよね。
SIXPADで筋トレのような効果はあるのか
機能的にしっかりしたものだと分かっていても「でも、やっぱり普通に筋トレするのに比べたらどうなの?」と思う人もいると思います。
僕自身もそうでした。
結論を言うと「SIXPADでもちゃんと筋肥大する」です。
EMSによる筋収縮(要はピクピクするやつ)で生理学的に筋疲労が起きているかどうかの検証結果です。
使用後の最大筋力・筋電図中央周波数の低下という筋疲労を確認できています。
僕自身もずっとEMSは有酸素運動くらいの軽い負荷が目的であればいいけど、筋肉をつけたいならやっぱり筋トレをしなきゃ無理だよねって思っていました。
しかし、随意運動(自分の意思での筋トレなど)では疲労しないくらいの低負荷であってもEMSなら筋肉疲労が起こせるというのです。
通常の筋トレで筋疲労を起こすには、最大筋力に近い負荷をかけなければ筋肉・筋力は向上しませんが、EMSであれば低負荷でも筋肥大に必要な刺激が与えられるとのこと。
マジかよ。すげぇ。それなら買うわ。ってなりました(笑)
森谷名誉教授が「SIXPADでちゃんと筋肥大するから(ドヤァ)」って言ってましたからね。
これまでEMSに懐疑的だった人もこれなら試してみたくなるのではないでしょうか。
シックスパッドのデザイン的な特徴
SIXPADが売れるのは「ピリピリしない」だけではありません。利用シーンを想定したデザインにもあります。
- 薄い
- コードレス
この2つです。
まず、薄いということは衣類の下につけられます 。良く考えてみると、テレビショッピングなんかだと、男性は上裸で女性はブラトップ?スポーツブラ?みたいなので映ってますよね。
▼こんな服装で商品紹介してますよね。
で、実際はいくら家の中でもこんな服装でいることはないです。あっても真夏くらいじゃないですか?
ですので、普通のTシャツとかで過ごしている日常を考えたら、シックスパッドみたいな薄いものじゃないとダメ なんです。
また電源コードは単純に邪魔で取り回しづらい。コードがついているということは、パッド部分と別に本体がある んです。パッドを筋肉に貼って、そこからコードが伸びていて、本体はどこに置くの?ということ。
本体(バッテリーやリモコン)はズボンのポケットに入るような厚さではないですし、ずっと手に持ってるわけにもいきません。掃除しながらとか実際は無理でしょ!という従来のEMS。
これをしっかり使いやすい商品に仕上げてきたのがSIXPADです。 他、細かい機能は公式ページをご覧下さい。
SIXPADの商品一覧
シックスパッドの現行モデルを紹介。(旧型は省きます)
腹筋 アブズフィット2/アブズベルト
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腹筋専用のAbs Fit(旧型)がAbs Fit2として生まれ変わりました。
見た目はほとんど同じですが、ボタン電池不要の充電式が採用されています。
約5時間の充電で、30回の使用が可能になっています。電池交換が不要なのは便利ですね。
腹筋だけでなく、お腹周り全体に聞かせたい場合はアブズベルトを。
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気になる部位に ボディフィット2
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気になる部位に自由に使えるボディフィット。
脚や二の腕なんかに使用したいならこれ。
腕を集中的に アームベルト
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ベルトを使って腕に巻き付けられるもの。
二の腕のプルプルが気になる人は。
脚を集中的に レッグベルト
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ベルトを使って脚に巻き付けられるもの。
太もものダルダルが気になる人。
下半身を全体的に ボトムベルト
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腰回りから脚にかけて、下半身を全体的に効かせられる。
お尻とか気になる人も。
菜々緒さんがCMしてるやつ。
フットフィット
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足裏からふくらはぎにかけて通電するタイプ。
ふくらはぎは第二の心臓とも言われる筋肉。これが衰えると血の巡りが悪くなったり、いろいろ問題ありますからね。
SIXPADは使い方も簡単
プログラムも操作方法もとてもシンプルです。
シックスパッドの操作方法は以下。
- 鍛えたい部位に貼る
- プラスボタンを長押し(2秒)でスタート
- +−ボタンで好みの強度(15段階)に設定
- 23分のプログラムが終わるのを待つ
以上です。 ボタンも+(プラス)と−(マイナス)しかありません。説明書いりませんね。
アプリでトレーニング内容の記録などできます。
メンテナンスや維持費用(電池)
普段の管理としては、使うときは台紙から剥がして使う。終わったら台紙を戻して置いておくだけ。 電池式なので、たまの電池交換は必要ですが10個入り300円台くらいで買える電池です。
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電池代はほぼ気にしなくていいですね。 他、維持費としてかかるのパッド(ジェル)の交換です。これも他社の腹筋ベルトよりシックスパッドの方が安いです。
パッドは商品ごとに用意されているので、購入したSIXPADに対応したものを。
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SIXPADを購入した人の口コミ
仕組み的にはEMSは効くはずなんですが、実際の使用感はどうでしょう。 他サイトから口コミの流用はできないので、Twitterで探した結果をいくつか貼りますね。
SIXPADかったー!♡ インナーマッスルもやけど、走る時の姿勢維持にいい!♡ あとPUMAちゃんも♡黒×ぴんくかわいい♡ いい靴あってよかった♡(๑・⃙ᴗ・⃙๑) 毎日の運動が楽しくなる(๑・⃙ᴗ・⃙๑)♡ pic.twitter.com/D9KLTsPr1Y
— 美鈴 (@msz46)
走るときの姿勢維持に良い。なるほど。
SIXPAD体験したから右腕の疲労がすごい (ほんまやで) — mari murakami (@mamaa108)
疲労が感じられるくらいに、しっかり刺激はあるようです。
一昨日SIXPAD実施致しました内腿が、昨晩から筋肉痛でございます。痩せるとかでなく、運動したカウントになってるのかな。うれぴよ。代謝あげたい。
— はらみたん (@eat_harami)
しっかり筋肉痛になるようです。
SIXPAD bodyfit、強さというか使い方がわからず。内腿7ずつの脇腹10まできた。やっぱ一個じゃ前進回るのめっちゃ時間かかる。1ターン23分。 — はらみたん (@eat_harami)
確かに。body fit (小さいやつ)1個だけだと、全身を順番にやるわけなので時間はその分かかるでしょうね。仕様シーンを考えて必要個数を買った方が良さそうです。
ウハハ 執筆作業中にSIXPADの小さいほうをお腹にぺたっ これ、一回で筋肉痛になるくらいハードなの。ハマるっ
— 安倍佐和子 (@abesawako)
なかなか効きが強力そうですね。ハマるらしいです!
SIXPAD使って10日程度だが、ウエストが少し絞られた! 痛くならないし、継続しよう (勿論、CR7みたくとは思ってないおこがましい) — 力づ@高PER (@fwic5096wtnb)
皆さんなかなかの使用感を感じてるようなので、興味がある人は試してみても良いのではないでしょうか。
シックスパッドを使ってみた感想
実際にSIXPADを体験して見ました。率直な感想としては思ったよりハイパワーということです。 強度が15段階あるのですが、最大にするとかなりやばいです。少なくとも強度MAXだと家事しながらとかは無理です(笑)
※体質によって効く強さが違うらしいです。
コードレスでバッテリー内蔵なのによくこんなパワー出したなという感じ。けっこうキツイので、慣らしながら少しづつ強度を上げていった方がいいです。 1度体験すると欲しくなるという商品でした。
興味がある人はチャレンジしてみてください。少なくとも、何もしないでゴロゴロしてるのに比べたら絶対に痩せますよね。
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バキバキにちゃんと腹筋を割って、シックスパックにしたい人はちゃんと筋トレしてください。