スノボウェアのサイズ感と選び方|バートン・686のサイズ表と身長の目安

スノーボードショップで鮮やかなオレンジ色のオーバーサイズジャケットを試着し、手が隠れるほど長い袖に驚いているボブヘアの女性。

スノボウェアのサイズ感は、ブランドが海外規格か日本規格かで大きく変わります。バートンや686などの海外ブランドは日本の服より大きめに作られていて、普段Mサイズの人は、公式サイズ表の数値ではXS〜Sに当たります。「スノボウェアは大きめを選ぶ」とだけ覚えて普段より上のサイズを買うと、海外ブランドではぶかぶかになりがちです。

押さえるべきポイントは2つです。レイヤリング(重ね着)を前提に、ブランドのサイズ表とフィットの種類で選ぶことと、耐水圧10,000mm・透湿性5,000g以上という最低限の機能を満たすことです。この記事では、バートンと686の公式サイズ表や身長別の試着例を中心に、パンツ・ビブパンツ・[ak]シリーズのサイズ感、国内ブランドとの違いまでまとめます。

目次

スノボウェアのサイズ感は海外ブランドか国内ブランドかで変わる

同じ「M」表記でも、海外ブランドと国内ブランドでは対応する体のサイズが違います。まずは自分が選ぶブランドの規格を確認することが、サイズ選びの出発点です。

バートン・686など海外ブランドは日本サイズより大きめ

バートン、686、ボルコムは米国のブランドで、サイズ表も米国基準です。日本の衣料サイズの基準であるJIS規格の成人男子用サイズでは、Mは胸囲88〜96cm・ウエスト76〜84cm・身長165〜175cmです。これを各ブランドの公式サイズ表と胸囲で比べると、次のようになります。

ブランドサイズ規格日本サイズM(胸囲88〜96cm)が当たるサイズ
バートン米国基準XS(86〜93cm)〜S(93〜99cm)
686米国基準XS(約86〜91cm)〜S(約91〜97cm)
ボルコム米国基準S(86〜91cm)とM(96〜101cm)の間
43DEGREES日本基準S-M または M-L

女性も同様で、JISのレディースM(バスト79〜87cm・ウエスト64〜70cm・ヒップ87〜95cm)は、バートンのレディースではXS〜Sに当たります。

つまり海外ブランドでは、普段どおりMを選んだ時点ですでに1サイズほど大きめで、LやXLまで上げると2〜3サイズ大きくなります。なお、バートンのウェアには、日本人の顔に合わせたゴーグルの「アジアンフィット」のような日本人向けの型は公式に見当たりません。スノボゴーグルのアジアンフィットと鼻の隙間問題とは事情が異なり、ウェアはサイズ表の実寸で合わせることになります。

フィット(スリム・レギュラー・リラックス)でサイズ感が変わる

スノボウェアは、サイズ表記とは別に**フィット(シルエットの種類)**が設定されています。同じMでも、フィットが違えば着たときのゆとりはまったく変わります。バートン公式のフィットガイドでは、フィットを次のように定義しています。

フィット着たときのゆとり
スリム体のラインに沿うタイトなシルエット。薄手のレイヤリングなら可能
レギュラーきつすぎず、だぶつきすぎない標準的なゆとり。レイヤリングと動きやすさの余裕を確保
リラックスたっぷりしたゆとりがあり、動きやすいバギー寄りのシルエット
オーバーサイズリラックスよりさらに大きく、胴回りと袖・袖口が広い

フィットの名前と基準はブランドごとに異なります。686はメンズがレギュラー・モダン・ワイド・ルーズ・オーバーサイズ、レディースがスリム・レギュラー・ルーズの区分です。ボルコムはリラックス・バギー・エクストラバギーの3区分で、リラックスが標準という位置づけです。

サイズはサイズ表の実寸で決め、ゆとりの好みはフィットで調整すると考えると、ブランドをまたいでも迷いにくくなります。

レイヤリング分の余裕はどれくらい必要か

スノボウェアは、ベースレイヤー(肌着)・ミッドレイヤー(フリースや薄手のダウン)・アウター(ウェア本体)の3層で着る前提で作られています。バートンのレギュラーフィットは、この重ね着の余裕を確保した設計です。実際にバートンの試着比較では、175cmのスタッフがSサイズで「程よくフィット。インナー追加の余裕あり」と評価しています。

🧥 着方別のサイズの選び方:

着方・好み選び方の目安
薄手のベースレイヤー+フリース1枚程度サイズ表どおり(レギュラーフィット)
厚手のダウンを着込む・プロテクターを着ける1サイズ上、またはリラックスフィット
ゆったりしたシルエットが好み1サイズ上、またはリラックス・オーバーサイズ
体に沿ったシルエットが好みサイズ表どおりのスリム・レギュラー

サイズ表の境目にいる場合は、重ね着が多い・ゆったり着たいなら大きいほう、体に沿わせたいなら小さいほうを選びます。686の公式サポートやボルコムの公式サイズ表も、この基準で案内しています。窮屈なウェアは腕を上げる・しゃがむといった動作を妨げるので、迷ったら大きいほうが無難です。中に着るレイヤーの素材や組み合わせは、ファーストレイヤー・セカンドレイヤーの選び方(ワークマン・ユニクロ比較)で詳しく解説しています。

バートン(Burton)のスノボウェアのサイズ感とサイズ表

バートンのサイズ表は、服の寸法ではなく**体の実寸(ヌード寸法)**で書かれています。ジャケットは胸囲、パンツはウエストとヒップで選びます。公式サイズ表には身長の項目がないため、身長から選びたい場合は後述の試着例を参考にしてください。

メンズのサイズ表(胸囲・ウエスト・ヒップ)

バートン公式のサイズチャートに掲載されているメンズ・アウターウェアのサイズ表です。

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サイズXSSMLXLXXL
胸囲(cm)86〜9393〜9999〜104104〜109109〜117117〜127
ウエスト(cm)74〜7979〜8484〜8989〜9494〜102102〜112
ヒップ(cm)90〜9494〜9898〜103103〜108108〜116116〜126

このほかにXXSと3XLがあります。胸囲で比べると、日本サイズのMはXS〜S、LはS〜M、LLはL〜XLに当たります。

注意したいのは、国内の通販サイトにM=胸囲97〜102cmといった旧いサイズ表が残っている場合があることです。現在の公式表とは数値が違うので、購入前はバートン公式のサイズチャートで確認してください。

レディースのサイズ表とサイズ感

バートン公式のレディース・アウターウェアのサイズ表です。

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サイズXSSMLXLXXL
バスト(cm)79〜8484〜8989〜9494〜100100〜108108〜116
ウエスト(cm)61〜6666〜7171〜7676〜8484〜9494〜104
ヒップ(cm)86〜9191〜9797〜102102〜108108〜116116〜123

このほかにXXSと3XLがあります。日本サイズでMの女性(バスト79〜87cm・ヒップ87〜95cm)は、XS〜Sが実寸上の目安です。ただし次の試着例のとおり、ゆったり着たい人はMを選ぶケースも多く、シルエットの好みで1サイズ変わります。

身長から選ぶときの目安

バートンの公式サイズ表に身長の目安はありません。代わりに参考になるのが、バートン公式ブログの試着比較です。メンズは[ak]サイクリックのジャケット・パンツ(レギュラーフィット)の身長別サイズ比較、レディースは[ak]キミーのアノラック・[ak]サミットのパンツの身長別サイズ比較が公開されています。

メンズの試着結果:

身長ジャストなサイズゆったり着るなら試着コメントの要点
165cmSMXSは裾・袖の長さは問題ないが、肩周りとウエストが少しきつい
175cmSM〜LXSはタイトで重ね着が多いと窮屈。Lは厚手のレイヤリング向き
185cmLXLMは大きく動くと袖・裾が上がり、ひざを曲げると突っ張る

レディースの試着結果:

身長ジャストなサイズゆったり着るなら試着コメントの要点
150cmSMSでも腕やひざ周りにたるみが出るが、アジャスターで調整できる
160cmSMSはすっきり、Mは余裕があり一番きれいに見えるシルエット
170cmMLSはタイト。Mは重ね着が少なければちょうどいい

XSの身長の目安を知りたい人は、165cmの男性スタッフでも肩周りとウエストがきつかったという結果を参考にしてください。メンズのXSは、165cm前後より小柄な人か、細身の人に合うサイズです。身長で分かるのは袖丈・着丈の目安までなので、身幅は胸囲・ウエストの実寸で確認してください。

パンツ・ビブパンツのサイズ感と股下(ショート・レギュラー・トール)

パンツはウエストとヒップでサイズを選び、丈は股下の長さ違いで調整します。バートンの公式サイズ表では、股下は次の3種類です。

丈メンズ股下レディース股下丈の位置の目安
ショート77cm77cmかかとより上
レギュラー83cm84cmかかと
トール88cm88cmかかとより下

丈違いが選べるかはモデルによって異なり、たとえば[ak]サイクリックのパンツはショート・レギュラー・トール、レディースの[ak]サミットのパンツはレギュラー・ショートの展開です。バートンは、普段気に入っているジーンズと同じくらいのサイズ・フィットのパンツから選ぶことを勧めています。

丈はブーツを履いた状態で、裾がブーツの上部を覆う長さが目安です。短すぎると雪が入り、長すぎると裾を踏んで転ぶ原因になります。試着時に裾が長く感じても、ブーツを履くとちょうどよくなることが多いので、できればブーツを履いて確認してください。

ビブパンツも、公式にはパンツと同じサイズ表(ウエスト・ヒップ・股下)で選びます。ただし[ak]サイクリックの場合、ジャケットとパンツがレギュラーフィットなのに対し、ビブパンツはリラックスフィットです。パンツと同じサイズを選ぶと、ビブのほうがゆったりした着心地になります。

[ak]・リザーブのモデル別フィット

バートンは同じシリーズでもモデルごとにフィットが違います。上位ラインの[ak]も細身というわけではなく、[ak]サイクリックのジャケット・パンツはレギュラーフィットなので、サイズ表どおりに選んで問題ありません。主なモデルのフィットは次のとおりです(価格は公式オンラインストアの税込定価)。

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モデル対象フィット素材定価
[ak] サイクリック GORE-TEX 2L ジャケットメンズレギュラーGORE-TEX 2L68,200円
[ak] サイクリック GORE-TEX 2L パンツメンズレギュラーGORE-TEX 2L62,700円
[ak] サイクリック GORE-TEX 2L ビブパンツメンズリラックスGORE-TEX 2L74,800円
[ak] キミー GORE-TEX 2L アノラックジャケットレディースレギュラーGORE-TEX 2L63,800円
[ak] サミット GORE-TEX 2L パンツレディースレギュラーGORE-TEX 2L59,400円
リザーブ GORE-TEX 2L ジャケットメンズ・レディースレギュラーGORE-TEX 2L58,300円
リザーブ GORE-TEX 2L ビブパンツメンズレギュラーGORE-TEX 2L55,000円
リザーブ 2L バギーパンツメンズバギー独自2L素材31,900円
プロウェス 2.0 2L ジャケットレディースレギュラー独自2L素材(耐水圧10,000mm・透湿性10,000g)+中綿42,900円

リザーブは、ジャケットにスリム(レディースのみ)・レギュラー・リラックス、パンツにレギュラー・リラックス・バギーが揃うシリーズです。ゆったり着たいときにサイズを上げるのではなく、リラックスやバギーのモデルを選ぶと、袖や裾が余りすぎずに好みのシルエットにできます。

686(シックスエイトシックス)のスノボウェアのサイズ感とサイズ表

686も米国基準のサイズ設定で、日本サイズより大きめです。ここでは、米国の大手専門店が掲載している686のサイズ表(インチ表記)をcmに換算して紹介します。購入前は、販売店の商品ページのサイズ表もあわせて確認してください。

メンズのサイズ表と身長の目安

米国の専門店Tacticsが掲載している686メンズのサイズ表をcmに換算した値です。バートンと違い、身長と体重の目安が載っています。

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サイズXSSMLXLXXL
身長(cm)165〜170170〜175173〜178178〜185185〜191188〜196
体重(kg)45〜5450〜6459〜7773〜9182〜10495〜118
胸囲(cm)86〜9191〜9797〜102102〜107107〜112112〜117
ウエスト(cm)71〜7676〜8181〜8686〜9191〜9797〜102

日本サイズでM(身長165〜175cm・胸囲88〜96cm)の人は、XS〜Sが表の上での目安です。ただし国内の専門店では、身長172cm・体重60kgのスタッフがMを着ている例もあり、ゆったり着たい人は表より1サイズ上を選んでいます。米国の686公式サイトでは、身長183cm・胸囲102cmのモデルがLを着用しています。

レディースのサイズ表と身長の目安

米国の専門店Scheelsが掲載している686レディースのサイズ表をcmに換算した値です。

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サイズXSSMLXL
身長(cm)152〜157155〜163163〜170165〜175173〜183
バスト(cm)84〜8986〜9189〜9491〜9895〜102
ヒップ(cm)89〜9491〜9794〜9997〜103100〜107

日本サイズでMの女性(身長154〜162cm・バスト79〜87cm)は、XS〜Sが目安です。身長160cm前後でゆったり着たい場合はMも選択肢になります。

モデル別フィットと日本限定モデルLS1

686はモデルごとにフィットがはっきり分かれています。主なモデルは次のとおりです。

モデルフィット素材・性能定価(税込)
LS1 SHELL ANORAK(日本限定)公表なし軽量シェル(性能値は未公表)52,800円
GORE-TEX DISPATCH THERMAGRAPH JACKETレギュラーGORE-TEX 2L+保温裏地「Thermagraph」126,500円
GORE-TEX GT THERMAGRAPH JACKETレギュラーGORE-TEX 2L+保温裏地「Thermagraph」-
DOJO SHELL JACKETルーズ(丈は短め)infiDRY 2L(耐水圧20,000mm・透湿性15,000g)-
DOJO GORE-TEX SHELL PANTルーズGORE-TEX 2L73,700円

GT THERMAGRAPHは、公式に「多くの人がサイズどおりと感じる」と説明されているレギュラーフィットです。DOJOシリーズのようなルーズフィットは最初からゆとりがあるので、サイズアップせずに表どおりか、体に沿わせたいなら1サイズ下を選びます。

「686 ウェア サイズ感」で調べる人が気になりやすいのが、日本限定のLS1 SHELL ANORAKです。正規代理店ライクスの発表では日本限定のSMU(特別企画)モデルとされていますが、日本人の体型に合わせた型で作られているとは公表されていません。サイズ展開はS〜XXLなので、ほかの686と同じく表の実寸で選ぶのが確実です。

ボルコム・国内ブランドのスノボウェアのサイズ感

バートンと686以外では、米国ブランドのボルコムと、日本サイズ基準の国内ブランドでサイズの考え方が分かれます。

ボルコム(VOLCOM)のサイズ感とフィット

ボルコム公式のメンズ・スノージャケットのサイズ表は次のとおりです。

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サイズXSSMLXLXXL
身長(cm)168〜171171〜176176〜184180〜188※188〜190188〜190
胸囲(cm)81〜8686〜9196〜101105〜111113〜117119〜123
ウエスト(cm)66〜6871〜7478〜8383〜8890〜9698〜105

※Lの身長は公式表のインチ表記を換算した値(cm表記は185〜188cm)

ボルコムの公式のフィット区分はリラックス・バギー・エクストラバギーの3つで、細身の区分はありません。標準のリラックスでもゆとりのある作りです。代表モデルでは、L GORE-TEX ジャケットがリラックス、DUA GORE-TEX ジャケットがバギーです。

日本サイズでM(胸囲88〜96cm)の人は、ボルコムのSとMの間に当たります。リラックスのモデルで重ね着が多いならM、もともとゆとりの大きいバギー系のモデルならSを選ぶと、大きくなりすぎません。

43DEGREESなど国内ブランドは日本サイズ基準

43DEGREES、GREEN CLOTHING、AA HARDWEAR、REWなどの国内ブランドは日本サイズを基準にしているため、普段のサイズを起点に選べます。

43DEGREESは「S-M」「M-L」のような2サイズ表記を採用しています。43DEGREES公式ブログのサイズ表記の解説によると、普段Mの人がS-MでもM-Lでも着られるように各サイズの差を広げた設計で、表記の頭文字をメインに選ぶのがおすすめとされています。普段Mの人ならM-Lが基本で、すっきり着たい場合はS-Mも選べます。

ほかの国内ブランドも、身長で目安を示している場合があります。たとえばGREEN CLOTHINGは、正規取扱店の案内でMが身長161〜168cm、Lが169〜176cmです。国内ブランドでゆったり着たい場合は、普段より1サイズ上が目安になります。

スノボウェアのサイズ選びで失敗しない採寸と試着のしかた

サイズ表の数値は体の実寸なので、自分の体を測ってから照らし合わせるのが一番確実です。

サイズ表と照らし合わせる採寸のしかた

下着の上から、メジャーがきつすぎず緩すぎない状態で測ります。

📏 採寸するポイント:

  • 胸囲:両腕を下ろし、胸の一番高い位置を水平に測る
  • ウエスト:胴の一番細い位置を水平に測る
  • ヒップ:お尻の一番高い位置を水平に測る
  • 身長:袖丈・着丈の目安として使う

ジャケットは胸囲、パンツはウエストとヒップでサイズを決めます。上半身と下半身で当てはまるサイズが違う場合は、上下セットではなくジャケットとパンツを別々のサイズで選ぶほうが体に合います。

試着・通販で確認するポイント

店舗で試着するときは、実際に滑るときと同じミッドレイヤーを着た状態で、次の動作を確認します。

✅ 試着で確認する動作:

  • 腕を上げる:ジャケットの裾が大きく上がり、お腹や背中が出ないか
  • 深くしゃがむ:ひざや股下が突っ張らないか
  • 上半身をひねる:肩周りの動きが制限されないか
  • フードをかぶる:視界がさえぎられないか
  • ブーツを履く:パンツの裾がブーツの上部を覆うか

通販で買う場合は、次の点を確認するとサイズの失敗を減らせます。

🛒 通販で確認するポイント:

  • ブランド公式の現行のサイズ表(販売店のサイズ表が旧いことがある)
  • 商品ページのフィット表記(スリム・レギュラー・リラックスなど)
  • 身長・体重付きのレビュー(自分に近い体格の人のサイズ感)
  • 返品・交換の条件(セール品は交換不可のことが多い)

サイズ以外に確認したいスノボウェアの機能(耐水圧・透湿性)

サイズが合っても、雪が染みたり蒸れたりするウェアでは快適に滑れません。最低限の基準は、耐水圧10,000mm以上・透湿性5,000g以上です。予算に応じたウェアや小物の揃え方は、予算別で揃えるスノーボードに必要なものガイドで紹介しています。

耐水圧は10,000mm以上が目安

耐水圧は、生地の上に水の柱を立てたとき、何mmの高さまで水の侵入に耐えられるかを表す数値です。10,000mmなら、高さ10mの水柱の圧力に耐えられることを意味します。

バートン公式ブログでは、一般的に10,000mmあれば大雨に耐えられるとし、雪山で快適に過ごすには耐水圧10,000mm以上が望ましいとしています。雨より問題になるのは、雪の上に座ったりひざをついたりしたときの圧力です。ウェザーニュースの解説によると、体重75kgの人が濡れた場所にひざをつくと、その部分には約11,000mmの圧力がかかります。転んだり座ったりする回数が多い初心者ほど、10,000mmを下回らないウェアを選ぶ意味があります。湿った雪の日やリフト待ちで座ることが多い人は、20,000mmクラスを選ぶとより安心です。

なお、GORE-TEX製品にはmm表記がありません。ゴア社は耐水圧の数値を公表せず、製品を雨を再現した部屋で試験したうえで「濡れない」ことを保証する方式をとっています。数値がないことは性能が低いことを意味しないので、GORE-TEXは防水性の上位の素材と考えて問題ありません。

透湿性は5,000g以上が目安

透湿性は、ウェアの内側の汗や湿気を外に逃がす性能で、1平方メートルの生地が24時間に通す水蒸気の量(g/㎡/24h)で表します。

スノーボードは見た目以上に汗をかきます。透湿性が低いと汗がウェアの中にこもり、リフトに乗って動きを止めたときに濡れたインナーが体温を奪う汗冷えが起こります。バートン公式ブログでは、透湿性が5,000〜10,000gあれば、リフトで回るゲレンデでは十分としています。汗をかきやすい人や、ハイクアップ(歩いて登る)をする人は10,000g以上を選ぶと快適です。

透湿性だけで熱を逃がしきれない日は、脇の下などにあるベンチレーション(開閉できる換気口)を開けて調整できます。春先に滑る人や暑がりの人は、ベンチレーション付きのモデルを選んでおくと便利です。

まとめ

スノボウェアのサイズ選びは、「スノボウェアは大きめ」と一律に考えるのではなく、まずブランドの規格を確認することが出発点です。バートン・686・ボルコムなどの海外ブランドは日本サイズより大きく、普段Mの人は公式サイズ表でXS〜Sに当たります。43DEGREESなどの国内ブランドは日本サイズ基準なので、普段のサイズを起点に選びます。

サイズは胸囲・ウエスト・ヒップの実寸で決め、ゆとりの好みはスリム・レギュラー・リラックスといったフィットで調整します。厚手のミッドレイヤーやプロテクターを着込む人は、1サイズ上かリラックスフィットが目安です。そのうえで耐水圧10,000mm・透湿性5,000g以上を満たしていれば、一般的なゲレンデで十分な性能です。ウェアが決まったら、身長・体重別のスノーボード板の選び方もあわせて確認してみてください。

スノボウェアのサイズ感でよくある質問

スキーウェアとスノボウェアのサイズ感は違いますか?

違います。スキーウェアは滑走時の空気抵抗を考えたタイトで丈の短いシルエット、スノボウェアはインナーやプロテクターを着込む前提のゆったりしたシルエットが一般的です。同じサイズ表記でも、スノボウェアのほうがゆとりのある作りになっています。

ジャケットとパンツでサイズを変えてもいいですか?

問題ありません。ジャケットは胸囲、パンツはウエストとヒップでサイズが決まるため、上下で当てはまるサイズが違う人は単品で選んだほうが体に合います。

女性がメンズのスノボウェアを着てもいいですか?

着られますが、袖丈とヒップ周りに注意してください。バートンの場合、同じSでも腕の長さはメンズが82.5〜84cm、レディースが77.5〜78cmで、メンズは袖が長めです。

プロテクターを着けるならサイズは上げるべきですか?

ヒッププロテクターなどをウェアの内側に着けるなら、1サイズ上かリラックスフィットを検討してください。バートンの試着比較でも、170cmの女性スタッフがLサイズで「重ね着やプロテクターを着用しても余裕がある」と評価しています。

ビブパンツは必要ですか?

必須ではありません。胸元まで覆うので雪が入りにくい反面、着脱に手間がかかりトイレで不便なため、パウダースノーやバックカントリーをよく滑る人に向いています。

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参考サイト・出典:


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