スノーボードウェアの下に着るインナーウェアについて。
インナーはファーストレイヤーとセカンドレイヤーの2つに分けて考える必要があります。
レイヤーの説明から、どんなインナーの選び方をしたらいいかまで書きます。
ウィンタースポーツを快適に過ごすためには重要なインナーについて参考にどうぞ。
ちなみに僕はアンダーアーマー推しです。
スノボーのインナーはファース/セカンドレイヤーがある
「レイヤー」という概念を知らないと、適切なインナー選びができませんので先に説明します。
知ってる人は読み飛ばしてください。
インナーは2層で構成され、それぞれ役割が異なります。
- ファーストレイヤー(一層)
- セカンドレイヤー(二層)
ファーストレイヤー
ファーストレイヤーは肌の上に一番最初に着るものです。
肌着に当たるポジション。
肌に直接触れる衣類であり、汗を吸って出してくれるのもファーストレイヤーの役割。
インナーの中では最も重要なのがファーストレイヤーだと考えます。
- 汗が冷えないか
- ベトベトしないか
- 寒くないか
- 暑すぎないか
- 動きやすいか
- 気持ち悪くないか
これら全体的な快適性を決めるのがファーストレイヤーです。
どんなに良いウェアを来たとしても、中にダメなファーストレイヤーを着てしまうと台無しです。
スポーツ用として快適な設計・素材で作られているインナーウェアを選ぶようにします。
セカンドレイヤー
ファーストレイヤーの上(二層目)に着るのインナーがセカンドレイヤーです。
ファーストレイヤーとウェアの間に挟まれる位置ですね。
パーカーとかフリースとか。
ファーストレイヤーと比べるとそこまで神経質になる必要はなく、ある程度保温性があって動きにくくなければ何でもいいです。
休憩などで室内にいるときは、ウェアを脱いでセカンドレイヤーで過ごすことになると思うので、人に見られて変じゃないデザインのものであれば良いでしょう。
スポーツブランド、スノボー・サーフブランドの商品ならおしゃれ。
レイヤーの組み合わせも考える
ファーストレイヤーとセカンドレイヤーの組み合わせは主に気温に対して調整します。
ファーストレイヤーも薄手のものから保温性の高いものまでありますので、それを外気温を見ていい具合になるように組み合わせます。
例えば以下。
気温 | 組み合わせ |
---|---|
超寒い | 温かいファースト+温かいフリース |
普通の寒さ | 温かいファースト+薄手パーカー |
薄いファースト+フリース | |
あまり寒くない | 薄いファースト+Tシャツ |
適当な例ですが、こんな感じで調整できます。
ですので、個人的には気温に応じて使い分けができるよう、ファーストレイヤーを複数種類(薄いのと暖かいの)持っておくのが理想です。
スノーボードのインナー(ファーストレイヤー)
まずファーストレイヤーから。
スポーツ用コンプレッションウェアがおすすめ
ファーストレイヤーはスポーツ用のコンプレッションウェアがおすすめです。
- 薄くて軽い
- 体にフィットして筋肉のブレも抑制
- 通気性が良くてムレない
- 速乾性のある素材で汗が冷えない
実際にスポーツ選手や運動部がユニフォームの下に着てるやつですね。
というかコンプレッションウェア以外を着てる人が逆に信じられません。
極寒の中で汗を書きながら運動するという条件で快適に過ごせるのはコンプレッションウェアだけだと思っています。
ナイキやブレスサーモなどスポーツメーカーのものでもいいですし、バートンやロキシーなどスノボーブランドの製品でも良いです。
すでに持ってるものがあればそれで良いです。
あ、どうしてもコンプレッションウェア(着圧系)が苦手な人はこの限りではありません。
緩めのコンプレッションウェアとか、同じ素材でつくられたロングTシャツとかあるのでそれでも構いません。
アンダーアーマーが間違いない
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コンプレッションウェアは色々ありますが、よくわからない人・迷う人はアンダーアーマーにしておけば無難です。
コンプレッションウェアのパイオニア的ブランドがアンダーアーマーです。
もともとはアメフトのインナーとして作ってたとこですね。
アンダーアーマーはヒートギア(薄い夏用)、コールドギア(厚手の冬用)など求める機能別にいろんな種類が用意されています。
あと、ピチピチ系>タイト系>ユルユル系みたいな、コンプレッション度合いでも選べます。
他には、首元がVカット、クルーネック、モック(襟の高さがあるやつ)とかもあります。
とりあえずアンダーアーマーで探しておけば好みの機能のものが必ず見つかるでしょう。
もちろん女性用もあります。
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↑こんな感じでサムホールがついてるのとかとにかくいろいろあります。
デザインが気に食わない場合だけ他メーカーで探せばいいかなーと思います。
ユニクロのヒートテックはNG
ウインタースポーツに不慣れが人がやりがちな失敗がヒートテックです。
寒いところに行く=ヒートテックみたいなイメージになっているので仕方ありませんが。
ヒートテックは残念ながらスポーツユーズには使えません。
あくまでも日常生活レベルの発汗(ほぼ水蒸気)を吸って発熱する仕組みでして、スポーツのようにしっかり汗をかく状況を想定した作りではありません。
おそらくヒートテックで滑ったら汗かいて、乾かない汗が冷えてガクブルになって後悔します。
ヒートテック着るならスキー場までの行き帰りに着ておきましょう。
スノーボードのインナー(セカンドレイヤー)
よく使われがちなセカンドレイヤーの素材を説明。
トレーナー・パーカーなどのスウェット
まず思いつくのが、スウェット系。
トレーナーやパーカでまったく問題ありません。
ただ、パーカーはフードがあるのでウェアの首元を閉められなかったりとちょっと邪魔に感じるかもしれませんね。
ネックウォーマーとかもすると思いますし。
どちらかというとトレーナーのようなスッキリきられるものの方がおすすめかも。
あとは、スウェットは記事の厚さや、裏起毛など保温性の差が様々なので、外気温とファーストレイヤーに着るものと合わせていい具合に調整してください。
フリース
フリースは暖かいので人気です。
特に気温が低いところに滑りに行くとき、寒いのが苦手な人なんかはフリースを。
セカンドレイヤーなのでユニクロでもなんでもいいと思います。
ジャージ
ジャージは全く保温性がありませんので、それを了承した上で着てください。
ファーストレイヤーにアンダーアーマーのコールドギアなど着てる場合は、それだけでだいぶ暖かいのでジャージでも行けるでしょう。
比較的寒くない時期などに滑りにいく場合はジャージでもOK。
ただ、寒い時にジャージだとほんとに寒いので注意。
ウルトラライトダウン
寒がりさんが着たがるやつ。
絶対、暑すぎるので非推奨です。
確かにウルトラライトダウンはセカンドレイヤーとして使用されることもあります。
ただ、登山とかですね。
登山家は登山ウェアの下にライトダウンを着ることがあるのですが、スノーボードのようにハードに体を動かすシーンで着用すると汗だくになります。
大丈夫です。
スノボウェアで外気を遮断して、暖かいファーストレイヤーを着ていればそれだけで寒くありません。
スノボの運動量を舐めてはいけません。
Tシャツ
ファーストレイヤーをちゃんと着たその上であればTシャツでもあり。
比較的暖かいとき、暑がりな人はTシャツを着てたりします。
ただ、半そでよりはロンTの方がいいかなと個人的には思います。
ファーストレイヤー+半そでだと、腕とかファーストレイヤーだけの部分がスースーします。
それとファースト+セカンド+ウェアと重なってないと不安感がありますね。
寒さもそうですが、怪我とか。
パンツ・ボトムのインナー
ボトムウェアの下って何履けばいいのか迷うかもしれないので一応。
タイツとかハーフパンツとか考えてる方もいらっしゃるかも。
基本的には上着と一緒でスポーツ系コンプレッションウェアを推奨します。
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スポーツ用のレギンスでもいいでしょう。
コンプレッションウェア+ボトムスウェア。これでいいです。
もしくはセカンドレイヤーの上にハーフパンツなどを履くのもあり。
ボトムスのセカンドレイヤーなんですが、普通のズボンとか履くと裾をブーツに入れられなくて困ります。
ブーツは足首までガッチリ締めるので、ソックス+コンプレッションウェア+ウェアのインナー(雪はいらないようにするやつ)だけしか入りません。ズボンの裾を入れる余地はない。
あとウェスト部分も何重にもなるとめんどくさいですし。
下半身は以下のいずれか。
- コンプレッション+ウェア
- コンプレッション+ハーフパンツ+ウェア
これで行きましょう。
寒いのが苦手なら、ズボンを履くよりコンプレッションウェアを厚めのものにする対応を勧めます。
あ、そうだ。膝が不安な人は下半身だけCW-Xにするのもいいかも。イチローとかが履いているやつ。
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テーピング機能で膝周りの筋肉が固められるので、ケガ予防にもなります。
ただし、ガッチリ目に圧迫されるのが苦手じゃない人限定です。
ジョギングにも使えるしスポーツするなら一本持っておくのも良いかと。
スノーボードのインナーまとめ
有名なコンプレッションウェアにSKINS(スキンズ)ってあるのですが、それでもいいかもしれませんね。
僕は、運動中はアンダーアーマーで、スキー場からの帰りはケア用にスキンズを着るという使い方をしてた時期もあります。
ただ、スキンズちょっとお高いんですよね。かっこいいんですが。
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