

パナソニックのレッグリフレを調べると、コードレスのEW-RA39を「新製品」として紹介している記事が数多く見つかります。ただしEW-RA39が発売されたのは2020年で、その後にパナソニックは新しいモデルを投入しています。「新製品と従来品の違い」を知りたい人が本当に比べたい相手は、すでに別の型番に変わっています。
この記事では、現時点で買えるレッグリフレのラインナップを整理したうえで、新製品と従来モデルが実際に何が違うのか、そしてむくみや脚の疲れに対して何が期待でき、何が期待できないのかをまとめます。「使いすぎるとどうなるのか」「脚やせできるのか」といった、買う前に引っかかりやすい点も扱います。
なお、記載した価格はいずれも本稿の調査時点で確認した参考値です。販売店と時期で変動します。
パナソニック レッグリフレの新製品はどれか|現行ラインナップ

最新モデルは EW-RA192「はくだけキュッとリフレ」
パナソニックは2024年9月3日に「リフレシリーズ」3機種の発売を発表し、同年11月1日に発売しました。このうち脚をケアするモデルが EW-RA192「はくだけキュッとリフレ」 です。
🆕 同時に発売された3機種:
- EW-RA192「はくだけキュッとリフレ」(脚全体)
- EW-RA152「ねるまえほっとリフレ」
- EW-RA170「骨盤おしりリフレ」
EW-RA192は足先から太ももまでを対象とし、装着した脚の状態に合わせて空気圧を自動で調整する制御を搭載しています。本体質量は約2.1kg、電源はAC(定格24W)。参考価格は最安値で42,390円でした。
詳細はパナソニックのリフレシリーズ発売に関するニュースリリースで確認できます。つまり「レッグリフレの新製品」を探して行き着く先は、現時点ではEW-RA39ではなくEW-RA192です。
現行モデル一覧(EW-RA192/EW-RA190/EW-RA180/EW-RA39)
脚向けの現行モデルは4機種です。
| 型番 | 発売 | マッサージ範囲 | 温感 | 電源 | 参考価格 |
|---|---|---|---|---|---|
| EW-RA192(はくだけキュッとリフレ) | 2024年11月 | 足先〜太もも | 公式仕様で確認できず | AC(24W) | 42,390円〜 |
| EW-RA190 | 2021年 | 足先〜太もも(11部位) | あり(低約37℃/高約40℃) | AC | 販売店差が大きく未確認 |
| EW-RA180 | 2021年 | 足先〜ふくらはぎ(6部位) | あり(低約37℃/高約40℃) | AC | 販売店差が大きく未確認 |
| EW-RA39(コードレスレッグリフレ) | 2020年7月 | 足裏・かかと・足首・すね・ふくらはぎ | なし | AC+単3形電池×2本 | 30,000円前後 |
EW-RA190とEW-RA180は販売チャネルによって価格の開きが大きく、確定した実勢価格を確認できませんでした。購入時に各販売店で確認してください。
EW-RA39は価格.comでは価格情報が登録されていない状態ですが、楽天市場をはじめとする複数の販売店で新品が流通しています。「生産終了」ではありません。
生産終了したモデル(EW-RA38・EW-RA88・EW-RA98・EW-RA89・EW-RA99)
レビューや比較記事でよく登場する次の型番は、いずれもすでに新品での流通が確認できません。
| 型番 | 発売 | 位置づけ |
|---|---|---|
| EW-RA38 | 2018年9月 | EW-RA39の前モデル(コードレス) |
| EW-RA88 | 2018年5月 | ふくらはぎ・足裏タイプ |
| EW-RA98 | 2018年5月 | ひざ・太もも巻き対応のフルレッグタイプ |
| EW-RA89 | 2019年11月 | EW-RA88の後継 |
| EW-RA99 | 2019年11月 | EW-RA98の後継 |
EW-RA98系のフルレッグタイプの流れは、EW-RA99を経てEW-RA190へ、さらにEW-RA192へと置き換わっています。中古で見かけることはありますが、新品で比較検討する対象にはなりません。
レッグリフレ 新製品と従来モデルの違いを比較
マッサージ範囲の違い|足首まわりだけか、太ももまでか

現行4機種で最も大きな違いはマッサージが届く範囲です。ここを決めれば選択肢はほぼ絞れます。
- 足裏〜ふくらはぎまで:EW-RA39
- 足先〜ふくらはぎまで(6部位):EW-RA180
- 足先〜太ももまで:EW-RA190(11部位)、EW-RA192
夕方に足首やふくらはぎが張るタイプの人はEW-RA39やEW-RA180で足りますが、太ももの重だるさやひざ裏の張りまで取りたい場合、ふくらはぎまでのモデルでは物理的に届きません。あとから範囲を広げることはできないため、ここは妥協しにくいポイントです。
温感機能の有無
温感機能は、アタッチメント内側の布地表面を温める機能です。EW-RA190とEW-RA180は低約37℃/高約40℃の2段階で温められます。
一方、EW-RA39には温感機能がありません。これはコストダウンではなく、電池駆動を成立させるための設計判断です。ヒーターは消費電力が大きく、乾電池や充電池での駆動と両立しにくいためです。
冷え性で「温めながらほぐしたい」人にとっては、この一点でEW-RA39は候補から外れます。
電源方式の違い|コードレスは EW-RA39 のみ

現行のレッグリフレで電源コードなしに使えるのはEW-RA39だけです。EW-RA180・EW-RA190・EW-RA192はいずれもAC電源で、コンセントのある場所でしか使えません。
EW-RA39の電源仕様は次のとおりです。
- 単3形電池×2本(ニッケル水素充電池が推奨されています)
- ACアダプターでも駆動可能な2電源方式
- 動作は約10分で自動的に停止
「単3電池4本」と書かれている解説を見かけますが、パナソニック公式のEW-RA39仕様ページでは2本です。なお、電池のみで何時間使えるかという連続駆動時間は、公式仕様に記載を確認できませんでした。1回の使用が最大約10分で自動停止するため、実用上は使用回数で考えることになります。
装着方式・重量・収納性の違い
EW-RA39の本体質量は約1,050g(ACアダプターとすね用パッドを除く)です。前モデルのEW-RA38が約1,300gだったので、250gほど軽くなっています。「約1.4kg」という数値が出回っていますが、これは前モデル側の重量に近い値です。
一方、EW-RA192は約2.1kg。据え置いて使う前提の重さです。
装着方式は、EW-RA39は面ファスナーで巻いて留めます。ジッパー式ではありません。この面ファスナーが後述する不満点にも直結します。
薄型で立てかけて収納できる点はEW-RA39の利点で、使わない時期の置き場所に困りにくい設計です。
価格差は何に対して払うのか
EW-RA39が約3万円、EW-RA192が約4.2万円。1万円強の差が何に対する対価なのかを整理すると次のようになります。
📌 上位モデルで増えるもの:
- 太ももまでのマッサージ範囲
- 温感機能(EW-RA180・EW-RA190)
- コース数の多さ(EW-RA39は3コース)
- 脚の状態に応じた圧力の自動調整(EW-RA192)
逆にEW-RA39でしか得られないのは電源に縛られないことと軽さの2点です。つまりこの価格差は「機能の多さ」対「取り回し」の交換であり、上位モデルが一方的に優れているわけではありません。
目的別|どのレッグリフレを選ぶか

夕方のむくみをその日のうちに流したい
立ち仕事やデスクワークで夕方に足首・ふくらはぎが張るのが主な悩みなら、範囲はふくらはぎまでで足ります。EW-RA39かEW-RA180が候補です。
温めながら使いたいならEW-RA180、置き場所や電源を選びたくないならEW-RA39という分かれ方になります。
なお、機器を使わない選択肢として履くだけのケアもあります。リカバリーサンダルの効果と仕組みを解説した記事では、同じむくみ対策を別のアプローチで扱っています。
ひざ・太ももまでケアしたい
太もも前後・ひざ裏まで含めてケアしたい場合、選択肢はEW-RA190かEW-RA192の2択です。ふくらはぎまでのモデルを買ってから「太ももも欲しかった」となっても、アタッチメントの追加では解決しません。
自動で圧力を調整する制御が欲しいならEW-RA192、温感の温度段階が明示されているモデルが良ければEW-RA190という判断になります。
電源のない場所・出先で使いたい(EW-RA39)
コンセントの位置に縛られたくない人にとって、EW-RA39は現行ラインナップで唯一の選択肢です。
- ベッドやソファなど、電源から離れた場所で使いたい
- 出張先や旅行先に持っていきたい
- 家族で使う場所を移動させたい
軽さ約1,050gと薄型設計がこの用途を支えています。温感がないこととマッサージ範囲がふくらはぎまでという制約を許容できるかが判断の分かれ目です。
予算を抑えたい
レッグリフレのなかで最も安いのはEW-RA39ですが、それでも3万円前後です。フットマッサージャー全体で見ると、他社には1万円前後の充電式モデルが複数あります。予算が最優先の条件なら、レッグリフレ以外も含めて比較する価値があります。詳しくは他社製品との比較で扱います。
レッグリフレの口コミ・評判

高く評価されている点
通販サイトやSNSに投稿されている使用感の傾向をまとめると、評価が集まっているのは次の点です。
✅ 好評な点:
- コードレスの自由度:電源の位置を気にせず使える点が、EW-RA39の評価の中心になっています
- 操作のわかりやすさ:日本語表記のコントローラーで、高齢の家族でも扱えるという声が多く見られます
- 強さの選べる幅:EW-RA39は弱・中・強の3段階で、公式仕様では弱が約24kPa、中が約40kPa、強が約51kPaと数値が公開されています
- 使用後の脚の軽さ:夕方の張りが和らぐ、靴がきつくなりにくくなったという体感の報告が目立ちます
不満として挙がる点
⚠️ 指摘の多い点:
- 面ファスナーの扱い:着脱のたびに開け閉めが必要で面倒、衣類やタオルに引っかかるという指摘があります
- 重量:コードレスとはいえ1kgを超えるため、頻繁に持ち運ぶには軽くないという声があります
- 電池の消耗:毎日使うなら充電池と充電器を別に用意する前提になり、初期費用が上乗せされます
- 温感がないこと:冷える季節に物足りないという評価が繰り返し出てきます
これらは設計上のトレードオフとして説明できるものがほとんどで、故障や品質の問題として挙がっているわけではありません。
編集部の評価:
口コミを読むときの注意点|生産終了モデルのレビューが混在する
レッグリフレの口コミを読むときに最も注意が必要なのは、すでに生産終了した型番のレビューが同じページに混ざっていることです。
Amazonや楽天の商品ページは、型番違いやカラー違いのレビューが統合されて表示されることがあります。EW-RA38・EW-RA88・EW-RA98・EW-RA89・EW-RA99はすべて生産終了しており、これらは温感機能の有無もマッサージ範囲も現行モデルと異なります。「温感が気持ちいい」という評価がEW-RA98のものだった場合、温感のないEW-RA39を買うと期待は外れます。
📝 確認したいこと:
- レビューに書かれた型番(EW-RA39なのか、RA98なのか)
- 投稿された時期
- 言及されている機能が現行モデルにあるか
レッグリフレの効果|むくみと脚の疲れに何が起きるのか
夕方に脚がむくむ仕組み

立ちっぱなし・座りっぱなしで脚がむくむのは、重力と筋ポンプの関係で説明できます。
ふくらはぎの筋肉は、収縮するたびに静脈を圧迫して血液を心臓側へ押し戻しています。ところが同じ姿勢が続くとこの収縮が起こらず、下肢に血液が滞ります。滞ると毛細血管内の圧が上がり、血管の外の組織に水分が染み出したまま戻りにくくなります。これが夕方の「パンパンになる」状態です。
つまりむくみの正体は脂肪ではなく組織にたまった水分であり、動かすか外から圧をかけるかすれば移動します。
空気圧マッサージが届く範囲と届かない範囲
レッグリフレは、エアーバッグを膨らませて脚を締めたり緩めたりを繰り返します。ふくらはぎの筋ポンプが休んでいるあいだ、外から圧をかけて同じ方向の力を加えるという動作です。
ここで押さえておきたいのは、届く範囲と届かない範囲が明確にあることです。
- 届くもの:圧をかけた部位の血流と、たまった水分の移動
- 届かないもの:長時間同じ姿勢という原因そのもの、脂肪組織の量
原因が生活習慣にある以上、機器だけで完結はしません。座ったままできる対策と組み合わせるほうが結果が安定します。デスクワーク中に座ったままできるストレッチをまとめた記事が参考になります。
マッサージと血流について確認されていること
「マッサージで血流が良くなる」という説明はよく見かけますが、実際に測定された研究として次のものがあります。
下肢マッサージと局所灌流の研究(Journal of Applied Physiology、2020年)では、健常な若年ボランティア32名(平均19.8歳)に対して、5分間の下肢マッサージの前後をレーザードップラー血流計で測定しました。結果は、マッサージを施した脚で統計的に有意な灌流の増加(P<0.001)が確認されています。詳細はJournal of Applied Physiologyに掲載された下肢マッサージの研究で読めます。
一方、「マッサージが筋肉の回復を早める」という話でよく引用されるハーバード大学の研究(Science Translational Medicine、2021年)は、マウスの損傷筋に機械的圧迫装置を当てた動物実験と細胞実験です。人の手技マッサージでも、家庭用のエアーマッサージャーでもありません。損傷筋線維の減少や炎症性サイトカインの低下が確認されていますが、これをそのまま「人がマッサージすれば筋肉が早く治る」と読み替えるのは、研究内容を超えた解釈になります。
そして、家庭用エアーマッサージャーそのものを対象に効果を検証した臨床研究は見つかりませんでした。血流に関する上記の知見は手技マッサージのものであり、機器の効果を直接証明したものではない点は正確に押さえておく必要があります。
効果を感じにくいケース
同じ製品でも体感に差が出ます。効果を感じにくいのは次のようなケースです。
- むくみが主因ではない脚の張り:筋肉痛や筋膜由来の張りは、水分の移動では変わりません
- 原因が続いている:使った直後に楽になっても、翌日また同じ姿勢を8時間続ければ元に戻ります
- 強さが合っていない:弱すぎて圧が届かない場合と、強すぎて力んでしまう場合の両方があります
- むくみの背景に別の要因がある:左右差が大きい、押しても跡が戻らない、片脚だけ急に腫れたといった場合は、機器で対処する話ではありません
レッグリフレで脚やせ・痩せることはできるのか

サイズが変わったと感じる理由
「使い続けたらふくらはぎが細くなった」という体感は実際にあります。ただしその中身は次のとおりです。
- むくみの解消による一時的な変化:たまっていた水分が移動した分だけ周径が減ります
- 筋肉の緊張がゆるむことによる見え方の変化:張っていた状態が緩むと輪郭が変わります
いずれも水分と張りの話であって、脂肪が減ったわけではありません。翌日また同じようにむくめば、周径も戻ります。
脂肪が減るという根拠は確認されていない
空気圧マッサージによって脂肪が減少することを示した臨床研究は確認できませんでした。
医療分野で使われる間欠的空気圧迫法(IPC)の研究は複数ありますが、目的は静脈血栓塞栓症の予防や透析中の末梢循環の改善であり、脂肪減少を評価項目にしたものではありません。「調べたが見つからなかった」という状態であって、「効果がないと証明されている」わけではありませんが、購入判断の根拠にできるだけの裏づけは現時点で存在しないと考えるのが妥当です。
脚を細くすることが目的なら、レッグリフレは手段としてずれています。むくみを取る道具として使い、脂肪については食事と運動で扱うほうが筋が通ります。
家庭用マッサージ器に認められている効能の範囲
パナソニックのレッグリフレは、公式仕様ページに医療機器認証番号(EW-RA39は301AKBZX00073000)が記載されている家庭用管理医療機器です。
日本ホームヘルス機器協会の説明によれば、家庭用電気マッサージ器として認められている使用目的・効果の表現は次の一文です。
あんま、マッサージの代用。一般家庭で使用すること。
つまり「痩せる」「脚やせ」「サイズダウン」といった体型変化は、この区分の製品が標榜できる範囲に入りません。痩身効果を前面に出して売られているフットマッサージャーがあれば、その表示自体を疑ったほうがよいということでもあります。詳しくは日本ホームヘルス機器協会による家庭用医療機器の使用目的・効果の説明で確認できます。
医療機器としての区分と表示の考え方は、リカバリーウェアの医療機器認定について整理した記事でも扱っています。
レッグリフレの使い方|使用時間の目安と使いすぎのリスク

1日の使用時間はメーカーが10分以内と定めている
レッグリフレの使用時間には、メーカーが明確な上限を示しています。
1日の使用回数は1回です。(約10分で自動的に電源が切れます)1回の使用が10分未満の場合、複数回の合計使用時間を1日10分以内にしてください。
1日同じ部位では10分以内で使用してください。
朝と夜に分けて使う場合も、同じ部位に対する合計が1日10分以内という考え方です。「気持ちいいから寝るまでつけっぱなし」という使い方は、メーカーの想定外にあたります。
📋 使用時のポイント:
- 1回の目安は10分(自動で停止します)
- 初めて使うときは弱から始める
- 使用中に立ったり歩いたりしない
使いすぎると何が起きるか
パナソニックは、長時間使用のリスクを次のように示しています。
長時間のご使用は筋肉や神経に必要以上の刺激となり、逆効果になることがあります
使用時間は、1日10分以内にする(低温やけど、逆効果やけがの原因)
⚠️ 具体的に想定されているリスク:
- 低温やけど:同じ箇所に長く触れ続けることで起こります
- 過剰な刺激による逆効果:ほぐすつもりが筋肉や神経への負担になります
- けが:強さが体調に合っていない状態での長時間使用
「多く使うほど効く」という性質の機器ではありません。物足りなく感じたときに時間を延ばすのではなく、使うタイミングのほうを見直すのが正しい対処です。
使ってはいけない人・避けるべき状態
パナソニックのマッサージャーの安全に関するご注意では、使用を避けるべき人が具体的に挙げられています。ここは体感の話ではなく、明確な禁忌です。
🚫 使用できない人:
- 医師からマッサージを禁じられている人
- 血栓塞栓症、重度の動脈瘤、肺塞栓症、下肢深部静脈血栓症のある人
- 急性静脈炎、各種皮膚炎、皮膚感染症のある人
- 骨粗鬆症の人、脊椎骨折している人
- 捻挫・肉離れなどの急性の痛みがある人
- ペースメーカーなど体内植込み型の医用電気機器を使用している人
- 妊娠中や出産直後の人
- 脚部に重度の血行障害のある人
- 自分で意思表示ができない人、自分で操作できない人
特に下肢の血栓に関わる状態は、脚を外から圧迫する機器と直接ぶつかります。脚のむくみが急に強くなった、片脚だけ腫れて痛むといった場合は、機器を使うのではなく医療機関で原因を確かめるのが先です。
効果を得やすい使うタイミング
同じ10分でも、使う場面で体感は変わります。
- 入浴後:温まって血行が良い状態で使うと、体感が得られやすくなります。入浴剤の選び方と入浴のタイミングをまとめた記事も合わせて参考になります
- 夕方から夜:むくみが出てからのほうが変化を実感しやすい時間帯です
- 長時間の移動や立ち仕事のあと:同じ姿勢が続いた直後は、筋ポンプが最も休んでいる状態です
なお、「使用中に足を心臓より高い位置に置くとよい」という説明が広く出回っていますが、脚の挙上は重力による静脈還流の話であって、レッグリフレの圧迫による効果とは別のものです。レッグリフレは座った姿勢で使うのが基本なので、両方を同時に得られるわけではありません。挙上したいのであれば、使用後に横になって脚を上げるのが現実的です。
また、「マッサージ前後の水分摂取が老廃物の排出を促進する」という説明については、それを直接検証した研究を見つけられませんでした。水分を摂ること自体に問題はありませんが、マッサージの効果を高める手段としての根拠は確認できていません。
他社のフットマッサージャーとの比較

現行で買える主な競合製品
フットマッサージャーの比較記事では、すでに生産終了した製品が現役のように並んでいることが少なくありません。日立のフットクリエ HFM-3000、ツカモトエイムのporto AIM-FN033、アテックスのAIR BOOTS MASSAGER AX-HXL206は、いずれも新品での流通が確認できませんでした。
現時点で新品を買える主な製品は次のとおりです。
| 製品 | 参考価格 | 対応部位 | 温感 | 電源 |
|---|---|---|---|---|
| アテックス ルルド ふくらはぎゅ AX-HJ360 | 6,380円 | ふくらはぎ・足裏 | あり(約40/43/46℃) | 充電式(連続約1時間) |
| MYTREX RAKUNO FIT PLUS MT-RFP-25BG | 9,350円 | ふくらはぎ〜足首・つま先 | あり(3段階) | USB充電式 |
| ドクターエア 3Dレッグマッサージャー AIR MF-09 | 11,880円 | ふくらはぎ(周囲48cmまで) | なし | 充電式 |
| オムロン HM-261 | 12,810円 | 足・ふくらはぎ | あり | 未確認 |
| フジ医療器 モミーナ KC-220 | 32,500円 | つま先〜ふくらはぎ | あり(約43℃) | 未確認 |
| フジ医療器 モミーナ KC-330 | 36,500円 | 太もも〜つま先(7部位) | あり | 未確認 |
価格を優先する場合の選択肢
表を見てわかるとおり、ふくらはぎ中心のケアであれば1万円以下から選べます。アテックスのふくらはぎゅは6,380円で温感が3段階あり、充電式で連続約1時間使えます。EW-RA39が約3万円で温感なしであることを考えると、価格と機能だけを並べたときの見え方は厳しくなります。
つまり「コードレスで安く済ませたい」という条件では、レッグリフレは現在最適解ではありません。この点は、EW-RA39が発売された2020年当時とは市場の状況が変わっています。
それでもレッグリフレを選ぶ理由になるもの
では何がレッグリフレを選ぶ理由になるのかを整理します。
- マッサージ範囲の広さ:太ももまで含めて1台でカバーできる製品は選択肢が限られ、EW-RA190・EW-RA192はその数少ない候補です
- 対応サイズの幅:EW-RA39はふくらはぎ周囲約27〜48cm、足サイズ約20〜28cmに対応し、家族での共用がしやすい範囲です
- メーカーの継続性:日立・ツカモトエイムが撤退または縮小するなかで、パナソニックは2024年にも新製品を投入しています。修理や部品供給の見通しが立ちやすいことは、数万円の買い物では実質的な差になります
1万円前後の製品で足りるかどうかが最初の分岐点です。ふくらはぎだけ・温感重視・とにかく安くならレッグリフレ以外、範囲の広さと継続性を重視するならレッグリフレ、という整理になります。
まとめ
「レッグリフレの新製品」として紹介されているEW-RA39は2020年発売のモデルで、現時点の最新機種は2024年11月発売の**EW-RA192「はくだけキュッとリフレ」**です。現行の脚向けモデルはEW-RA192・EW-RA190・EW-RA180・EW-RA39の4機種で、よく比較対象に挙がるEW-RA98やEW-RA88はすでに生産終了しています。
選ぶときの分岐は単純で、太ももまで必要かどうかと温感が必要かどうかでほぼ決まります。コードレスで使いたい場合、現行ラインナップではEW-RA39が唯一の選択肢ですが、温感がなく範囲もふくらはぎまでという制約がつきます。
効果については、むくみと脚の疲れに対しては仕組みとして説明がつきます。一方で脚やせ・脂肪減少を裏づける根拠は確認できず、家庭用管理医療機器として認められている効能も「あんま、マッサージの代用」の範囲です。使用時間はメーカーが1日10分以内と定めており、長く使うほど効くという製品ではありません。血栓症や妊娠中など明確な禁忌もあるため、購入前に該当しないかを確認してください。
レッグリフレのよくある質問
- レッグリフレは1日に何回まで使えますか?
-
同じ部位への使用は1日10分以内が目安で、約10分で自動的に電源が切れます。朝夕に分けて使う場合も、合計で10分以内に収める必要があります。
- EW-RA38とEW-RA39は何が違いますか?
-
EW-RA39はEW-RA38の後継機で、公開されている仕様上の違いは本体質量が約250g軽くなったこと(約1,300g→約1,050g)と配色の変更です。マッサージ範囲やコース構成などの機能は同等とされています。EW-RA38はすでに生産終了しています。
- 充電式ではなく乾電池ですか?
-
EW-RA39は単3形電池2本またはACアダプターで動作します。本体に充電機能はないため、充電池を使う場合は別途充電器が必要です。
- ふくらはぎが太くても装着できますか?
-
EW-RA39の対応サイズはふくらはぎ周囲が約27〜48cm、足サイズが約20〜28cmです。この範囲内であれば装着できます。
- 温感機能がないと効果は落ちますか?
-
温感の有無で空気圧マッサージ自体の動作は変わりません。ただし温めることで血行が良い状態から始められるため、冷えを感じる季節や冷え性の人は体感に差が出やすくなります。
- 妊娠中でも使えますか?
-
使えません。パナソニックは妊娠中および出産直後の人を使用できない人として明記しています。
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参考サイト・出典:

