

ゴーグルを着けると鼻の付け根に隙間ができて、冷たい風が入ってくる。吐いた息でレンズが曇り、斜面が見えなくなる。スキーやスノボで海外ブランドのゴーグルを使っていると、よく起きる悩みです。
結論から言うと、鼻の隙間はゴーグルの鼻の部分のスポンジ(フォーム)が、鼻の付け根まで届いていないことで生まれます。今のゴーグルを使い続けるなら隙間テープで鼻の部分を埋める、買い替えるなら「ローブリッジフィット」「アジアンフィット」「ジャパンフィット」と表記されたモデルを試着して選ぶのが解決策です。
この記事では、隙間ができる原因、隙間テープの選び方と貼り方、ブランドごとのフィット表記の違い、鼻が潰れて痛いときの対処までをまとめました。価格は執筆時点のメーカー公式・販売店の表示(税込)です。
ゴーグルの鼻の隙間を埋める方法は3つ|着け方の調整・隙間テープ・買い替え

鼻の隙間の解決策は、お金のかからない順に次の3つです。
| 方法 | 費用の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 着け方の調整(ストラップ・位置) | 0円 | 最初に全員が試す |
| 隙間テープで鼻の部分を埋める | 110円〜 | 今のゴーグルを使い続けたい人 |
| 鼻が低い人向けのモデルに買い替える | 8,000円前後〜 | 隙間が大きい人、これからゴーグルを買う人 |
今のゴーグルに隙間があるなら、上から順に試してください。これから買う人は、最初から鼻が低い人向けのモデルを試着して選べば、補修の手間がかかりません。
スキー・スノボゴーグルの鼻に隙間ができる原因

ゴーグルの鼻の部分(フェイスフォーム)が鼻の付け根に届いていない
ゴーグルの顔に当たるスポンジは、オークリーやSMITHではフェイスフォーム、SWANSでは顔当たりフォームと呼ばれます。オークリーの公式サイトでは、鼻の部分の仕様を「ブリッジ&ノーズパッド」という項目で表記しています。
ゴーグルは、このフォームを額・頬・鼻の付け根に押し当てて、外気が入らないようにしています。ところが、頬骨の高さに対して鼻の付け根が低い顔では、フレームが先に頬で止まり、鼻の部分のフォームだけが肌に届かず隙間が残ります。ストラップを強く締めても、押されるのは先に当たっている額と頬なので、鼻の隙間は埋まりにくいのです。
海外ブランドが鼻の低い人向けのモデルを「Low Bridge Fit(鼻梁が低い人向けのフィット)」と呼んでいるのは、標準モデルがそれより鼻の付け根が高い顔を前提にしているためです。以前は隙間がなかったゴーグルに隙間が出てきた場合は、フォームがへたって薄くなっていることも原因になります。
東アジア人と欧米人の頭・顔の計測データの違い
「日本人は欧米人より鼻が低く、顔が平たい」とよく言われます。計測データで確認できたのは、次の範囲です。
| 項目 | 東アジア人 | 欧米人 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 頭の前後の長さ(頭長) | 188mm | 199mm | 中国人男性・白人男性 各600人 |
| 頭の横幅(頭幅) | 158mm | 154mm | 同上 |
| 頬骨の幅(頬骨弓幅) | 150.1mm | 143.5mm | 韓国人男性・米国人男性 |
出典:中国人と白人の頭の形を3D計測で比べた研究(Ball ほか、2010年)、韓国人の頭部・顔面寸法を米国NIOSHのデータと比べた研究
中国人と白人の比較では、中国人の頭は前後に短く横に広く、研究者は「より丸く、後頭部と額が平ら」と表現しています。平均値から頭幅÷頭長を計算すると、中国人は約84%、白人は約77%です。顔の横幅は、韓国人男性のほうが米国人男性より約7mm広くなっています。中国の労働者約3,000人の計測でも、米国人と比べて鼻の突出が小さく、顔の幅が広いと報告されています。
顔の幅が広く鼻が低いほど、フレームは頬で止まりやすく、鼻の付け根との距離が開きます。前の項目の仕組みと合わせると、東アジアの人に鼻の隙間が出やすい理由はこれで説明できます。
ただし、日本人と欧米人を直接比べた数値、とくに鼻の付け根の高さのデータは、調べた範囲では見つかりませんでした。また、これは平均の差なので、日本人でも鼻筋が高く、標準モデルで隙間が出ない人はいます。
鼻の隙間で起きること(レンズの曇り・風と雪の侵入)
鼻の隙間は、見た目以上に滑りに影響します。
⚠️ 鼻の隙間から入るもの:
- 吐いた息:暖かく湿った息が、外気で冷えたレンズの内側に触れて水滴になり、レンズが曇る
- 風:滑走中やリフトの上で目に冷たい風が当たり、涙が出る
- 雪:転んだときやパウダーを滑ったときに、ゴーグルの中に雪が入る
ヨドバシカメラも、鼻が低い人が海外仕様のゴーグルを着けると「鼻とゴーグル間に隙間ができやすく、そこから侵入してきた雪、水、風、自分の息で曇りやすくなります」と解説しています。レンズが曇ると斜面の凹凸や前を滑る人が見えにくくなり、転倒や衝突につながります。
鼻の隙間がなくても、フェイスマスクやネックウォーマーの上端をゴーグルで挟むと、息がそのままゴーグルに流れ込みます。曇りにくくするゴーグルの扱い方は、スノボ便利グッズ・小物の選び方(ゴーグルの曇り止め)で紹介しています。
今のゴーグルの鼻の隙間を埋める方法|隙間テープ・スポンジでの補修

まずストラップと着ける位置を調整する
隙間テープを貼る前に、着け方で隙間が減らないか確かめます。オークリー製品を扱う欧州のレンタル店のフィットガイドは、鼻に密着しないときの最初の対処として**「ストラップを緩め、ゴーグルを少し下げて着ける」**ことを挙げ、それでも合わなければブリッジ(鼻の部分)の幅が広いモデルを試すよう案内しています。
前の章のとおり、ストラップをきつく締めても鼻の部分には効きにくく、額や頬の圧迫が強くなるだけです。フェイスマスクやネックウォーマーの生地がフォームの下に挟まっていると、ゴーグル全体が顔から浮くので、外して着け直してみてください。
隙間テープの選び方(素材・厚さ・幅とメーカー表示の注意)
着け方で埋まらない隙間は、ドアや窓のすき間をふさぐ隙間テープをゴーグルの鼻の部分に貼って埋められます。実際に試した人の例では、ホームセンターで買ったポリウレタン製・幅15mm・厚さ5mmと10mmのテープが使われていました。厚さは、鼻の付け根の隙間の深さに合わせて選びます。
| 商品 | 素材 | 厚さ×幅×長さ | 価格 | メーカー表示 |
|---|---|---|---|---|
| ダイソー すきまテープ 厚手タイプ | ポリウレタン | 20×15mm×2.2m | 110円 | 屋外・湿気のある所、肌に貼る使い方は不可 |
| ワッツ すきまテープ スリムタイプ(2巻) | ポリウレタン | 10×15mm×2m×2巻 | 110円 | 水気のある所、肌に貼る使い方は不可 |
| ダイソー すきまテープ 防水タイプ | EVA樹脂 | 8×15mm×1.5m | 110円 | 雨や雪に強い |
| ニトムズ 防水ソフトテープ E0331/E0333 | EPDM(発泡ゴム) | 約5×15mm/約10×15mm×2m | 384円/615円 | 防水用 |
ニトムズの価格はモノタロウの表示です。
ここで注意したいのは、100円ショップの室内用ポリウレタン製は、メーカーが「屋外や湿気のある所で使わない」「肌に貼らない」と表示していることです(ダイソーのすきまテープ(厚手タイプ)の商品ページ)。ゴーグルは雪で濡れ、テープは肌に触れるので、どちらも表示上の想定から外れます。濡れる環境への強さで選ぶなら、「雨や雪に強い」と表示されたダイソーの防水タイプ(EVA樹脂)や、EPDM製が条件に合います。ただし、肌に触れる使い方を想定した隙間テープは見つかりませんでした。
肌ざわりは素材や製品で違い、EPDM製のエプトシーラー(ニトムズ)を貼った人は「ゴーグルのスポンジよりも肌触りがいい」と書いています。肌が弱い人は短い時間から試し、赤みやかゆみが出たら外してください。
隙間テープの貼り方と位置
📝 用意するもの:
- 隙間テープ
- はさみ
- 鏡
📝 貼り方の手順:
- 室内でゴーグルを着け、鏡で鼻の付け根の隙間の幅と深さを確かめる
- テープを隙間より少し長めに切る
- 鼻筋の形に沿うように、両端を斜めに切り落とす
- 粘着面の紙をはがす前に鼻の部分に当て、着けたときに隙間が埋まるか確かめる
- ゴーグルの鼻の部分のフォームに貼る
- もう一度着けて隙間と鼻呼吸を確かめ、はみ出した部分をはさみで整える
⚠️ 貼るときの注意:
- 室内で貼る:ダイソーの隙間テープは、貼るときの温度を10℃以上と表示している
- 短く切りすぎない:試した人は「若干長めに貼った方がジャスト」と書いている
- 一度で決めるつもりで貼る:貼り直しがききにくく、「やり直しできないと思ってやった方が良い」という声もある
- 厚くしすぎない:鼻が押されて、鼻で息がしにくくなる
鼻の部分にフォームを足して隙間を埋めるという点では、ANONなどのローブリッジフィットと同じ仕組みです。隙間が小さければ、これだけで買い替えずに済むこともあります。
ゴーグル用ノーズパッドは後付けできるか
スノーゴーグル専用の後付けノーズパッドは、国内で販売されている製品を見つけられませんでした。
過去には、ボレー(bollé)の日本正規品のゴーグルに、スポンジ製の簡易ノーズパッドが2本付いていたという記録があります(2010年のプロスキーヤーのブログ)。ハサミで切って接着テープで貼るもので、仕組みは隙間テープと同じです。現行品に付いているかは確認できませんでした。
オークリーの「Flex Scape」(2024年10月発売、64,020円)には3サイズのノーズパッドが付き、交換してフィットを調整できます。ただし、ストラップとテンプル(つる)を付け替えてサングラスとしても使える特殊なモデルで、普通のゴーグルにノーズパッドを足す製品ではありません。
手持ちのゴーグルに後から足せるのは、実質的に隙間テープやスポンジです。
スポンジの劣化が原因なら交換・修理を検討する
買ったときは合っていたのに隙間が出てきたなら、フォームのへたりを疑います。
SWANSの公式サイトには「ゴーグルの顔当たり部分のスポンジは交換できますか?」というFAQと、スノーゴーグルの修理価格表が載っています。SWANSのゴーグルなら、まずSWANSの顔当たりスポンジの交換に関するFAQを確認し、購入店かメーカーに問い合わせてください。オークリー・SMITH・ANONなどの海外ブランドでは、交換用フォームや張り替えサービスの公式案内は確認できませんでした。
個人では、モトクロス用ゴーグルの交換用フォームを切って貼り替えた例もありますが、メーカーが案内している方法ではありません。修理の費用や手間が大きいなら、鼻の形に合ったモデルへの買い替えと比べて決めてください。
アジアンフィットと標準フィットの違い|ブランド別の表記

標準フィットとの構造の違い(鼻の部分のフォームとフレーム形状)
鼻が低い人向けのモデルで何を変えているかは、ブランドによって違います。公式の説明で確認できたのは次のとおりです。
| ブランド | 変えている部分(公式の説明) |
|---|---|
| ANON | 鼻のポケットにフェイスフォームを追加して、隙間を作らない |
| SMITH | 鼻のブリッジとフレームの形を変え、フォームを追加 |
| SWANS | 日本人の顔にフィットする顔当たりフォーム(ジャパンフィットフォーム) |
| OAKLEY | 仕様欄に「ブリッジ&ノーズパッド:ローブリッジフィット」とあるのみ |
出典:Burton(ANON)日本公式のゴーグル製品ページ、SMITH米国公式のLow Bridge Fitの説明
共通しているのは、鼻の部分のフォームを足して、鼻の付け根との距離を埋める点です。SMITHのようにフレームの形まで変えているブランドもあり、同じ「鼻が低い人向け」でも作り方は1つではありません。
アジアンフィットは、あくまで鼻が低めの平均的な顔に合わせた設計です。鼻筋が高めの人が着けると足されたフォームが鼻に当たることがあり、逆に標準フィットで隙間が出ない人もいます。表記だけで決めず、自分の顔で合うかを確かめる必要があります。
ブランド別の呼び方(Low Bridge Fit・Asian Fit・ジャパンフィット)
以前は「アジアンフィット」と呼ばれることが多かったモデルは、現在は多くのブランドで**「ローブリッジフィット(Low Bridge Fit)」**と呼ばれています。たとえばANONは、2021年モデルまで「アジアンフィット」と表記していました。
| ブランド | 鼻が低い人向けモデルの表記 |
|---|---|
| OAKLEY | ローブリッジフィット(Low Bridge Fit)。仕様欄に「アジアフィット」と併記される商品もある |
| SMITH | Low Bridge Fit(ASIA Fit) |
| ANON | ローブリッジフィット |
| GIRO | Asian Fit/AF |
| DRAGON・ELECTRIC | ジャパンフィット(国内販売店の表記) |
| SWANS | ジャパンフィットフォーム |
| DICE | 日本人に最適なフィット(メーカーの説明)。販売店の商品名では「ジャパンフィット」 |
通販の商品名では、販売店が付けた「アジアンフィット」「ASIAN FIT」「JAPAN FIT」も混在していますが、いずれも鼻が低い人向けの意味で使われています。なお、SMITHはヘルメットでも「ASIA Fit」という表記を使いますが、こちらは丸みのある頭の形に合わせたサイズ設計を指し、ゴーグルの鼻の設計とは別物です。
並行輸入品・海外モデルはフィットの表記を確認する
注意したいのは、国内正規品でも標準フィットが中心のブランドがあることです。オークリーは国内でも大半のモデルが標準(ユニバーサルフィット)で、ローブリッジフィット版があるのは一部のモデルだけです。GIROも国内にAsian Fit版と通常版の両方があります。一方、SMITHは国内正規品で確認したモデルがすべて「Low Bridge Fit(ASIA Fit)」表記でした。
並行輸入品は海外向けの在庫なので、標準フィットのモデルも混ざります。よくある失敗が、店頭で鼻が低い人向けモデルを試着して気に入り、ネットで安い海外モデルを買ってしまうパターンです。
✅ ネットで買うときの確認:
- 商品名にローブリッジフィット・アジアンフィット・ジャパンフィットの表記があるか
- 型番が、メーカー公式サイトの同じフィットのモデルと一致するか(例:オークリー Line Miner Pro L のローブリッジフィット版は OO7143A-01)
- 店頭で試着したものと同じモデル・同じフィット・同じサイズか
鼻が低い人に合いやすいゴーグルのブランドとモデル

国産ブランド(SWANS・DICE)
SWANSとDICEは、どちらも1911年創業の山本光学のブランドです。DICEは1997年に登場したスノーボード向けのブランドです。
SWANSのOUTBACKは、公式ストアの仕様表に「ジャパンフィットフォーム 日本人の顔にフィットする、やわらかなフィット感の顔当たりフォーム」とあります。DICEはメーカーの説明で「日本人に最適な抜群のフィット感」をうたっています。
両ブランドに共通する曇り対策がA-BLOW SYSTEMです。ゴーグル両サイドのパーツを起こすとレンズが浮き上がり、内部の湿気を外に逃がします。DICEのMITレンズは、ミラーをレンズの表面に塗るのではなく、ミラーの層をレンズ素材のポリカーボネートで挟んだ構造で、ミラーがはがれにくいのが特徴です。
フレームの形まで日本人向けに設計しているかは、公式の説明では確認できませんでした。それでも、日本人の顔に合わせたフォームやフィットを前提にしているブランドなので、鼻の隙間に悩んでいる人が最初に試着する候補になります。
オークリーのゴーグルで鼻に隙間ができる場合(ローブリッジフィットの現行モデル)
オークリーのゴーグルで鼻に隙間が出やすいのは、フィットの展開が変わってきたことと関係しています。
| 時期 | フィットの展開 |
|---|---|
| 2019年頃まで | 同じモデルにアジアンフィット版と海外版があった |
| 2020年前後 | 全モデルを「グローバルフィット」に統一(アジアンフィットに近く、鼻の部分のフォームの形が少し違うもの) |
| 現在 | 大半のモデルは標準(ユニバーサルフィット)。一部のモデルにローブリッジフィット版がある |
オークリー日本公式のスノーゴーグル一覧でローブリッジフィット版があるのは、Line Miner Pro L と Flow Scape L・M です。Flow Scapeは標準版とローブリッジフィット版の両方が売られているので、購入時はフィットを選んでください。
手持ちのオークリーで隙間が出たら、着け方の調整と隙間テープを試し、買い替えるならこの2モデルのローブリッジフィット版を試着するのが近道です。レンズの色選びは、オリンピック代表選手がオークリーのオレンジ×イエローのレンズを使う理由で解説しています。
SMITH・ANON・DRAGON・GIROのアジア向けフィット
| ブランド | 国内での展開 | 選ぶときのポイント |
|---|---|---|
| SMITH | 国内正規品で確認したモデル(Transfer・Blazer・I/O MAG・I/O MAG XL)はすべて「Low Bridge Fit(ASIA Fit)」 | フレームはミディアム(I/O MAG)とラージ(I/O MAG XL)があり、顔の大きさで選べる |
| ANON | Burton日本公式の製品ページで「ローブリッジフィット」 | 専用フェイスマスク「MFI」(一部モデルに付属)を磁石でゴーグルに固定でき、口元のメッシュから息を逃がす |
| DRAGON | 国内では「ジャパンフィット」として販売 | DX3にはLサイズのフレームもある |
| GIRO | 国内にAsian Fit(AF)版と通常版の両方がある | 品名に「AF」「ASIAN FIT」があるか確認する |
SMITHのI/O MAGは、マグネットでレンズを付け替える方式で、晴天用と曇天用の2枚のレンズが付属します(SMITH JAPAN公式のI/O MAGの製品ページ)。
価格帯別のモデル例
鼻が低い人向けの表記が商品説明で確認できた現行モデルを、価格帯別にまとめました。
| 価格帯 | モデル | 価格 | フィット表記 |
|---|---|---|---|
| 5,000〜15,000円 | FOLIO GL-41424 | 7,999円(アルペン) | アジアンフィット対応 |
| 5,000〜15,000円 | FIRN URANUS(フレームレス) | 12,800円(FIRN公式ストア) | アジアフィット |
| 5,000〜15,000円 | SMITH Transfer | 11,550〜16,500円 | Low Bridge Fit(ASIA Fit) |
| 15,000〜25,000円 | GIRO Revolt | 18,810円(販売店) | ASIAN FIT |
| 15,000〜25,000円 | DRAGON D1 | 19,800円(定価) | ジャパンフィット |
| 15,000〜25,000円 | SMITH Blazer | 24,750円 | Low Bridge Fit(ASIA Fit) |
| 25,000円〜 | SWANS OUTBACK | 32,400円〜(価格.com最安) | ジャパンフィットフォーム |
| 25,000円〜 | DICE GOODMAN(GM64276) | 36,300円 | 日本人に最適なフィット |
| 25,000円〜 | OAKLEY Line Miner Pro L (Low Bridge Fit) | 53,790円 | ローブリッジフィット |
| 25,000円〜 | SMITH I/O MAG | 53,900〜59,400円 | Low Bridge Fit(ASIA Fit) |
| 25,000円〜 | OAKLEY Flow Scape L・M (Low Bridge Fit) | 66,000円(Aura Collection) | ローブリッジフィット |
5,000円以下でも「アジアンフィット」と表記された通販品は1,000円台からありますが、ブランドや仕様を確認できない商品が中心です。初めて買うなら、1万〜1.5万円前後のダブルレンズのモデルから試着を始めると、鼻が低い人向けの選択肢が揃っています。
ゴーグルで鼻が潰れる・痛いときの原因と対処

隙間とは逆に、鼻が押しつぶされて痛い、鼻で息がしにくいという悩みもあります。
ヘルメットにゴーグルが押し下げられている
ヘルメットをかぶったときだけ鼻が痛くなるなら、ヘルメットとゴーグルの組み合わせが原因です。ANONは、ゴーグルがヘルメットに対して大きいと、ヘルメットに押し下げられて鼻の付け根に強い圧がかかると説明しています。
確かめ方は、ヘルメットを額の低い位置までしっかりかぶったうえでゴーグルを着け、鏡でゴーグルの上端とヘルメットのつばの境目を見ることです。上端がつばに押されているなら、小さめのフレームのゴーグルにするか、ヘルメットとの組み合わせを変えます。ヘルメットを使う人は、ゴーグルを買うときに当日かぶるヘルメットを持って行き、両方を着けて試着してください。
ストラップの締めすぎ・フレームサイズが合っていない
ヘルメットなしでも鼻が痛いなら、締め付けとサイズを見直します。
| 状態 | 対処 |
|---|---|
| ストラップがきつい | ストラップを緩める |
| 緩めても痛い(フレームが顔に対して小さい) | 一回り大きいフレームを試す |
| ゴーグルが下がって鼻を押している | ストラップを締めて、ゴーグルを少し上げる。だめなら小さいモデルか、鼻まわりの形が違うモデルを試す |
| 鼻筋が高めなのにローブリッジフィットを着けている | 標準フィットのモデルを試す |
ANONは「ストラップを緩め、だめなら大きいフレームを試す」、オークリー製品を扱うレンタル店は「ストラップを締めて少し上げ、だめなら小さいモデルか鼻まわりの形が違うモデルを試す」と案内しています。正反対に見えますが、締め付けで鼻を押しているのか、ゴーグルが下がって鼻を押しているのかで対処が分かれます。ローブリッジフィットは鼻の部分にフォームを足した作りなので、鼻筋が高めの人には当たりが強くなることがあります。
ゴーグルの鼻の隙間を店頭で確かめる試着チェックリスト

鼻の隙間をなくすいちばん確実な方法は、買う前に店頭で試着することです。同じ表記のモデルでも、フォームの厚みやフレームの形はブランドごとに違い、合うかどうかは顔で決まります。
✅ 鼻まわりのフィット:
- 鼻の付け根とフォームの間に隙間がない(指が入らない)
- 鼻が押されて痛くない、鼻で息がしにくくない
- ストラップを使わずに顔に当てたとき、額・頬・鼻のフォームが均等に当たる
- 頬やこめかみに強く当たる場所がない
✅ ストラップを着けた状態:
- ストラップを締めても、ゴーグルがゆがんだり額に隙間ができたりしない
- 顔を上下左右に動かしてもずれない
- 下を向いたときに足元が見える
✅ 表記と機能:
- ローブリッジフィット・アジアンフィット・ジャパンフィットの表記がある
- レンズがダブルレンズになっている
- 眼鏡をかける人は「眼鏡対応」「OTG」の表記がある
✅ ヘルメット・帽子:
- 当日かぶるヘルメットや帽子を着けた状態で試着する
- ストラップをヘルメットの外側に回して着け、ずれない
- ゴーグルの上端とヘルメットのつばがぶつからない
スノボウェアもブランドによってサイズ感が大きく違い、店頭で確かめたい道具です。目安はバートン・686のサイズ表で見るスノボウェアのサイズ感にまとめています。
まとめ
スキー・スノボゴーグルの鼻の隙間は、ゴーグルの鼻の部分のフォームが鼻の付け根まで届いていないことで生まれます。隙間から吐いた息が入るとレンズが曇り、風や雪も入り込みます。
今のゴーグルを使い続けるなら、まずストラップと着ける位置を調整し、それでも残る隙間は隙間テープで埋めます。100円ショップの室内用ポリウレタン製は屋外や肌に貼る使い方を想定していないため、防水タイプやEPDM製も候補にしてください。
買い替えるなら、「ローブリッジフィット」「アジアンフィット」「ジャパンフィット」と表記されたモデルを選びます。呼び方はブランドで違い、オークリーのように国内正規品でも標準フィットが中心のブランドもあるため、商品名の表記と型番を確認してください。国産のSWANS・DICEは日本人の顔を前提にしたブランドで、最初に試着する候補になります。
アジアンフィットでも全員に合うわけではありません。いちばん確実なのは、ヘルメットや帽子を着けた状態で店頭で試着し、鼻の隙間と鼻呼吸を確かめてから買うことです。
ゴーグルの鼻の隙間でよくある質問
- アジアンフィットとジャパンフィットの違いは何ですか?
-
どちらも鼻の付け根が低い顔に合わせたモデルを指す呼び方で、ブランドによって名前が違うだけです。現在は「ローブリッジフィット(Low Bridge Fit)」と呼ぶブランドが増えています。鼻の部分のフォームを足すだけか、フレームの形まで変えているかはブランドによって異なります。
- 並行輸入品のゴーグルはアジアンフィットですか?
-
海外向けの在庫なので標準フィットのモデルも混ざります。商品名のフィット表記と型番を、メーカー公式サイトの同じモデルと照らし合わせてください。
- ゴーグルの鼻の隙間は慣れれば気にならなくなりますか?
-
慣れで解消する問題ではありません。隙間があるかぎり曇りや風・雪の侵入は続くため、隙間テープで埋めるか、鼻が低い人向けのモデルに買い替えてください。
- メガネの上から着けられるアジアンフィットのゴーグルはありますか?
-
あります。フィット表記とは別に、「眼鏡対応」「OTG(Over The Glasses)」と書かれたモデルを選んでください。
- フレームレスゴーグルのデメリットは何ですか?
-
フレームレスは視界が広い一方、レンズ自体が硬く、割れやすさに注意が必要とされています。鼻の隙間が出るかどうかは、フレームの有無に関係なく試着で確かめてください。
- 鼻整形をしていてもスノボのゴーグルは使えますか?
-
ゴーグルについて案内している美容外科は見つかりませんでしたが、鼻のプロテーゼ手術の後は、眼鏡の長時間の着用を1か月前後控えるよう案内するクリニックが多くあります。ゴーグルも鼻の付け根を押さえるうえ、転んで鼻をぶつけるおそれもあるため、手術を受けたクリニックに着けてよい時期を確認してください。
関連記事:
- スノボ便利グッズ・小物のおすすめ|スノーボードに必要なものと、あったら便利なもの
- オリンピック代表選手がオレンジ×イエローのサングラス・ゴーグル(オークリー)な理由
- スノボウェアのサイズ感と選び方|バートン・686のサイズ表と身長の目安
参考サイト・出典:

