Apple Watch対応の筋トレ記録アプリおすすめ比較|ヘルスケア連携・無料で選ぶ

ジムでApple Watchを見て驚く日本人女性

「Apple Watch対応」と書いてあったのでインストールしたのに、実際は手首だけでは何もできなかった——筋トレアプリ選びで、こんな経験はないでしょうか。

原因ははっきりしています。「Apple Watch対応」という言葉が、実際には3つのまったく違う状態を指しているからです。手首だけでトレーニングを完結できるアプリと、iPhoneを操作しないと始まらないアプリと、そもそもWatchアプリが存在しないアプリが、同じ「対応」という一語でまとめられています。

そしてもうひとつ、多くの人が誤解している事実があります。Apple Watchに最初から入っている純正のワークアウトアプリは、セット数・回数・重量を記録できません。記録されるのは時間・心拍数・消費カロリーだけです。

この記事では、対応レベル・ヘルスケア連携・料金を実際の掲載情報で確認したうえで比較します。結論から言えば、目的によって最適なアプリは全く異なります。手首で完結させたいならStrong、回数を自動で数えたいならGymatic、記録の書きやすさを最優先するなら筋トレMemo——自分の使い方に合う一本を見つけてください。

目次

Apple Watch対応の筋トレ記録アプリ比較一覧

まず全体像から確認します。ここでの比較軸は「Apple Watchでどこまでできるか」「iPhoneのヘルスケアにデータが残るか」「いくらかかるか」の3点です。

「Apple Watch対応」には3段階ある|Watch単体完結・iPhone連動のみ・Watch非対応

App Storeの説明文に書かれた「Apple Watch対応」は、実態として次の3段階に分かれます。

📊 Apple Watch対応の3段階:

  • 単体完結型:iPhoneを置いたままでも、Watchだけでワークアウトの開始・重量とレップの入力・終了まで済ませられる
  • iPhone連動型:Watchアプリはあるが、開始操作や種目の選択はiPhone側で行う必要がある。Watchは心拍計測と表示の役割
  • Watch非対応型:iPhone・iPad用のアプリしか提供されておらず、Watchからは操作できない

ジムでスマホをロッカーに置きたい人にとって意味があるのは、単体完結型だけです。判別方法はシンプルで、公式ヘルプに「iPhoneなしでワークアウトを開始する手順」が載っているかを見ます。「ミラーリング」「iPhoneとシームレスに切り替え」といった表現しかない場合は、iPhone連動型の可能性が高くなります。

主要アプリの対応状況・料金・日本語UI比較表

日本のApp Storeで確認できる主要な筋トレ記録アプリを、対応状況別に整理しました。

スクロールできます
アプリWatch対応レベルヘルスケア連携料金日本語UI
Strong単体完結(公式に手順の記載あり)あり無料+PRO(月額¥450前後/年額¥2,700前後)あり
HevyWatchアプリあり(単体完結は未確認)未確認無料+Pro(月額¥300〜/年額¥2,600)あり
SmartGymWatchアプリあり(単体完結は未確認)あり無料+Premium+(月額¥1,080/年額¥6,400)なし
Gymatic単体完結に準ずる(自動認識が中核)心拍・リング反映のみ無料+月額¥550/年額¥3,300あり
FitbodiPhone連動のみ(公式が明記)あり無料+Elite(月額¥1,400〜)なし
Apple純正ワークアウト標準搭載(記録項目に制限あり)あり無料あり
筋トレMemo非対応記載なし無料+買い切り¥500/月額¥300あり

⚠️ 料金表示についての注意: Strong・Hevy・SmartGymなどは、App Storeのアプリ内課金一覧に複数の価格帯が併存しています。過去の価格改定の名残とみられるため、購入前に必ずアプリ内の表示価格を確認してください。

もうひとつ見落としやすいのが日本語UIです。App Storeの掲載名や説明文が日本語でも、アプリ内部が日本語化されているとは限りません。SmartGym・Fitbod・JEFIT・GymStreakは、App Storeが公開している対応言語の一覧に日本語が含まれていません。英語の種目名(Barbell Bench Press、Lat Pulldownなど)を読みながら使うことになります。

目的別の結論|記録重視・自動カウント重視・無料重視

比較表を目的別に読み替えると、選択肢は絞り込めます。

📝 目的別のおすすめ:

  • 手首だけで完結させたい:Strong。iPhoneなしでの操作手順が公式に案内されている
  • 入力そのものをなくしたい:Gymatic。Watchのセンサーが種目を判別して回数を数える
  • 記録の書きやすさが最優先:筋トレMemo。Watch非対応だが入力速度は国内アプリで随一
  • 無料のまま使い続けたい:Hevy(無料枠が広い)またはApple純正ワークアウト
  • 動画で正しいフォームを学びたい:Nike Training Club

「記録を残す」と「Apple Watchで完結する」は、必ずしも同じアプリで両立させる必要はありません。後述するように、記録用アプリとApple純正ワークアウトを併用するという組み合わせも現実的な選択肢です。

Apple純正ワークアウトアプリで記録できること・できないこと

サードパーティアプリを検討する前に、標準搭載のワークアウトアプリで何ができるのかをはっきりさせておきます。ここを理解すると、自分に追加のアプリが必要かどうかが判断できます。

純正で残るのは時間・心拍数・消費カロリーだけ

Apple Watchのワークアウトアプリには、筋トレ向けのワークアウトタイプとして「機能的筋力トレーニング」と「従来型筋力トレーニング」の2種類が用意されています(コアトレーニングは別枠です)。

このワークアウトタイプを選んで記録すると、iPhoneのヘルスケアアプリに残るのは次の3つです。

💡 純正ワークアウトで記録されるデータ:

  • ワークアウトの実施時間
  • トレーニング中の心拍数の推移
  • 推定消費カロリー(アクティブ/トータル)

つまり、「今日は60分の筋力トレーニングをして、平均心拍数は118、320kcal消費した」という記録は残りますが、「ベンチプレス80kgを8回×3セット行った」という記録はどこにも残りません。Apple公式のワークアウト種類の解説ページにも、記録項目としてセット・レップ・重量への言及はありません。

セット数・回数・重量が残せない理由

これはアプリの作り込み不足ではなく、データの受け皿そのものが存在しないためです。

iPhoneのヘルスケアアプリの内部では、HealthKitという仕組みが健康データを保管しています。歩数、心拍数、体重、睡眠——こうしたデータにはそれぞれ決められた保存形式がありますが、「種目名」「セット数」「レップ数」「挙上重量」は、HealthKitに標準のデータ型として用意されていません。

そのためサードパーティの記録アプリがどれだけ詳細に記録しても、その数値はアプリ自身のデータベースに保存されます。ヘルスケアに書き出されるのは「ワークアウトを実施した」という枠と、心拍数・消費カロリーだけです。

トレーニングの重量設定そのものの考え方については、「RM法とは?筋トレの重量・回数の決め方と1RM計算方法」で解説しています。

watchOSのWorkout Buddyでも記録項目は増えていない

watchOS 26で「Workout Buddy」という機能が追加されました。Apple Intelligenceがトレーニング中に音声で声をかけてくれるもので、機能的筋力トレーニングと従来型筋力トレーニングにも対応しています。

ただしこれは、既存の心拍数・アクティビティリングなどのデータをもとに音声フィードバックを返す機能であり、記録できる項目が増えたわけではありません。watchOS 26系のアップデート履歴を確認しても、筋力トレーニングのセット・レップ・重量に関する機能追加は見当たりません。

「そのうちApple純正でセット記録に対応するのでは」と待っている人もいますが、現時点でその兆候はないと考えたほうが現実的です。

純正で足りる人・サードパーティアプリが必要な人

純正ワークアウトアプリだけで十分なのは、次のような使い方をする人です。

📝 純正で足りるケース:

  • アクティビティリングを埋めることが主な目的
  • 消費カロリーと心拍数がわかれば満足できる
  • 種目や重量は頭で覚えている、または紙に書いている

一方、前回何kgを何回挙げたかを見ながら当日の重量を決めたい人——漸進性過負荷(プログレッシブオーバーロード)を意識して積み上げたい人には、純正だけでは足りません。

Apple Watch単体で記録できる筋トレアプリ

ここからは、iPhoneを触らずに手首だけでトレーニングを進められるアプリを見ていきます。ジムでスマホをロッカーに置きたい人、セット間にスマホを取り出す動作をなくしたい人に向いた選択肢です。

Strong|iPhoneなしで開始から記録・終了まで完結する

Strong Workout Tracker Gym Log

Strong Workout Tracker Gym Log

Strong Fitness PTE Limited無料posted withアプリーチ

Strong Workout Tracker Gym Logは、Apple Watch単体でワークアウトの開始から重量・レップの入力、終了までを完結できることが公式に案内されている、数少ないアプリです。

項目内容
価格無料+Strong PRO(月額¥450前後/年額¥2,700前後/買い切りプランあり)
Apple Watch単体完結型
ヘルスケア連携あり(ワークアウトを同期)
日本語UIあり

💡 Strongの主な機能:

  • Apple Watchでの種目選択・重量入力・レップ入力・休憩タイマー
  • 前回の同種目の記録をその場で参照できる
  • 1RMの推定値と種目ごとの推移グラフ

「Watch単体で使える」と説明するアプリは他にもありますが、公式ヘルプに具体的な操作手順まで記載されていたのはStrongでした。無料版でも記録機能は使えますが、作成できるルーティン数に制限があります。セットの組み方そのものを見直したい場合は「筋トレのセットの組み方完全ガイド – 効果的なセット数と方法」も参考にしてください。

Hevy|無料で使える範囲が広いApple Watch対応アプリ

Hevy - ワークアウト ・ ジムログ ・ 筋トレ 記録

Hevy – ワークアウト ・ ジムログ ・ 筋トレ 記録

Hevy Studios S.L.無料posted withアプリーチ

Hevyは、無料の範囲が広いことで支持を集めている記録アプリです。App Storeでの掲載名も日本語で、アプリ内も日本語に対応しています。

項目内容
価格無料+Hevy Pro(月額¥300〜/年額¥2,600/買い切り¥11,800)
Apple WatchWatchアプリあり(単体完結の可否は未確認)
ヘルスケア連携未確認
日本語UIあり

無料のままでもルーティンの作成・記録・履歴参照が使えるため、課金せずに記録を続けられるか試したい段階のユーザーに向いています。有料版では作成できるルーティン数の上限が外れます。

ただしApple Watch単体で完結するかどうかは、公式ヘルプに明記が見つかりませんでした。第三者のレビューには「iPhoneとライブ同期する設計」との記述があり、iPhoneを完全に手放せるとは限りません。手首での完結が目的なら、無料版で試してから判断するのが確実です。

SmartGym|Apple Watch中心の設計と日本語UIの注意点

SmartGym: Gym & Home Workouts

SmartGym: Gym & Home Workouts

Mateus Abras無料posted withアプリーチ

SmartGym: Gym & Home Workoutsは、Apple Watchでの操作性を前面に打ち出しているアプリです。App Store内の特集で「Apple Watch App of the Year」として取り上げられた実績があります。

項目内容
価格無料+Premium+(月額¥1,080/年額¥6,400)
Apple WatchWatchアプリあり(単体完結の可否は未確認)
ヘルスケア連携あり
日本語UI非対応

⚠️ 注意点: App Storeの対応言語一覧に日本語が含まれていません。ストアページは日本語で表示されますが、アプリ内のメニューや種目名は英語です。料金も月額¥1,080とこのカテゴリでは高めで、Apple Watchでの操作性と引き換えに英語UIを許容できるかが判断の分かれ目になります。

Workouts++は配信終了|乗り換え先の選び方

Apple Watch向けの筋トレアプリとして長く紹介されてきたWorkouts++は、日本を含めてApp Storeから削除され、配信を終了しています。アプリIDによる照会では日米ともに該当なしとなり、開発元(Widgetsmithなどで知られるDavid Smith氏)の公式サイトの現行アプリ一覧からも記載が消えています。終了時期の公式なアナウンスは確認できませんでした。

📝 Workouts++からの乗り換え基準:

  • 手首での完結性を重視していた人 → Strong
  • HealthKitに素直にデータが残る点を評価していた人 → Apple純正ワークアウト+記録アプリの併用
  • Watch画面のカスタマイズ性を求めていた人 → SmartGym(英語UI)

Apple Watchでレップ数を自動カウントできる筋トレアプリ

「スクワットの回数をApple Watchが数えてくれたら、入力そのものが不要になるのに」——この発想から生まれたのが、モーションセンサーでレップを自動カウントするアプリです。

Gymatic|種目の自動識別とレップの自動カウント

Gymatic Workout Tracker

Gymatic Workout Tracker

Vimo Labs Inc.無料posted withアプリーチ

Gymatic Workout Trackerは、Apple Watchの加速度センサーとジャイロスコープを使い、行っている種目を自動で判別してレップ数を数えるアプリです。

項目内容
価格無料+月額¥550/年額¥3,300(買い切り¥8,000あり)
Apple Watch必須(Apple Watch Series 4以降)
ヘルスケア連携心拍数の読み込みとアクティビティリングへの反映
日本語UIあり

💡 Gymaticの主な機能:

  • アームカール、スクワットなどの種目を自動識別
  • レップ数の自動カウント
  • 挙上速度(Velocity)とフォームの一貫性の数値化
  • セット終了の自動判定と休憩タイマー

以前は月額約¥750・年額約¥4,500でしたが、現在は月額¥550・年額¥3,300に値下げされています。買い切りのPremiumプランも用意されています。

⚠️ 注意点: レップ速度などの詳細データはアプリ内にのみ保存され、ヘルスケアアプリには書き出されません。ヘルスケア側に渡るのは心拍数とワークアウトの枠だけです。

Motra(旧Train Fitness)|対応種目数で選ぶ

Motra AI フィットネスコーチ

Motra AI フィットネスコーチ

Train Fitness Inc.無料posted withアプリーチ

自動カウント系のもう一方の選択肢が、Motraです。Train Fitnessという名称からリブランドされたアプリで、470種目以上の自動認識に対応すると公表しています。

対応種目数では自動カウント系のなかで最も広い部類に入りますが、第三者のテスト記事では「5段階中3の評価。ケーブル系・マシン系の種目では精度が落ちる」との報告があります。

Gymaticとの使い分けは、次のように整理できます。

📝 GymaticとMotraの使い分け:

  • フリーウェイト中心で、挙上速度も見たい → Gymatic
  • できるだけ多くの種目を自動認識させたい → Motra
  • 日本語UIが必要 → Gymatic

スクワットの自動カウントはどこまで正確か

自動カウントに期待する人が最も多いのがスクワットです。手首が大きく上下するため、原理的にはセンサーが検知しやすい種目で、GymaticもMotraも対応種目として明記しています。

ただし、精度には共通した限界があります。複数の第三者による検証記事が、いずれも同じ傾向を指摘しています。

⚠️ 自動カウントの精度が落ちる条件:

  • ケーブルマシン・固定式マシンなど、手首の軌道が小さい種目
  • セットの途中で呼吸のために動きを止めた場合(5回を3回と誤カウントする報告あり)
  • フォームが一定でない場合や、極端に遅いテンポで行う場合

そしてもうひとつ、Appleや各開発元が公表している正答率などの客観的な精度データは見つかりませんでした。確認できるのは第三者による実機レビューの範囲にとどまります。手首のセンサーから体の動きを推定する以上、推定である以上の精度は出ないという点は、ウェアラブル全般に共通します。同じ論点を睡眠で扱った「睡眠計測デバイスの精度はどこまで信頼できる?仕組み・限界・選び方を徹底解説」も判断の材料になります。

自動カウントは「入力の手間をゼロにする機能」ではなく、**「入力の手間を減らし、ずれた分は後から直す機能」**と考えたほうが実態に合っています。

iPhoneヘルスケア連携で選ぶ筋トレ記録アプリ

「筋トレの記録をiPhoneのヘルスケアにまとめたい」というニーズは多いのですが、期待している内容と実際に同期されるデータには、しばしばずれがあります。

ヘルスケア連携で実際に同期されるデータ・されないデータ

前述のとおり、HealthKitにはセット・レップ・重量を保存するデータ型がありません。そのため、どのアプリを使っても連携の内訳は次のようになります。

📊 ヘルスケアに同期されるもの・されないもの:

  • 同期される:ワークアウトの種類と実施時間、心拍数、消費カロリー
  • 同期されない:種目名、セット数、レップ数、挙上重量、挙上速度

つまり「ヘルスケア連携対応」と書かれていても、ヘルスケアアプリを開いて過去のベンチプレスの重量推移を見る、という使い方はできません。重量の推移は記録したアプリの中で確認します。ヘルスケア連携の実質的な価値は、消費カロリーと心拍数を他のアプリと共有できることと、アクティビティリングが進むことの2点です。

アクティビティリングを埋めたいだけなら純正で足りる

ヘルスケア連携を気にする人の動機を掘り下げると、多くは「アクティビティリングを埋めたい」に行き着きます。だとすれば答えはシンプルで、純正ワークアウトアプリで「従来型筋力トレーニング」を選んで開始すれば、それだけでリングは進みます。追加のアプリも課金も要りません。

サードパーティの記録アプリが必要になるのは、リングとは別に「何をどれだけ挙げたか」を残したい場合です。目的が違う以上、無理に1つのアプリで済ませようとしないほうが使いやすくなります。

アプリ別のヘルスケア連携対応状況

主要アプリのヘルスケア連携の状況を整理します。

アプリヘルスケア連携連携される内容
Apple純正ワークアウト◎ワークアウト・心拍数・消費カロリー(リング反映)
Strong○ワークアウトの同期
Gymatic△心拍数の読み込みとリング反映(詳細データは非同期)
Nike Training Club○ワークアウトの同期・心拍数の記録
Hevy未確認公式情報での明記を確認できず
筋トレMemo×説明文・カテゴリともに連携の記載なし

⚠️ 注意点: Hevyについては、App Storeの説明文と公式ヘルプのいずれにもHealthKit連携の明記が見つかりませんでした。連携を前提に導入する場合は、インストール後にiPhoneの「ヘルスケア」アプリの「App」一覧に表示されるかを確認してください。

無料で使える筋トレアプリと課金が必要になる境目

筋トレアプリの多くは「無料」と表示されていますが、どこまで無料で使えるかは大きく違います。長く使うつもりなら、課金が必要になる地点を先に知っておくほうが選びやすくなります。

無料のまま使い切れるアプリ

課金なしで機能がほぼ制限されないアプリは、次の3つです。

📝 無料で完結できるアプリ:

  • Apple純正ワークアウト:Apple Watchに標準搭載。追加費用は一切なし
  • Nike Training Club:185種類以上のワークアウトを含めて無料。有料プランの設定自体がない
  • 筋トレMemo:広告表示を許容すれば、記録機能は無料のまま使える

Hevyも無料の範囲は広いものの、作成できるルーティン数に上限があります。メニューを固定して使うなら無料で足り、部位別に細かく分けたい人は上限に当たります。

買い切り型とサブスク型のどちらが安く済むか

このカテゴリは、ここ数年でサブスクリプション型が主流になりました。買い切りだけで使い続けられるアプリは減っています。

課金形態該当例特徴
買い切り筋トレMemo(¥500・広告非表示)一度払えば追加費用なし。機能追加は限定的
買い切り+サブスク併存Strong、Hevy、Gymatic買い切り(Lifetime)プランが用意されている場合がある
サブスクのみSmartGym、Fitbod継続的に機能が更新される

判断の目安は使用期間です。たとえば月額¥550のGymaticを2年使うと約¥13,200となり、買い切りの¥8,000を上回ります。1年以上使い続ける見込みがあるなら、買い切りプランがあるアプリでは買い切りのほうが安く済みます。

⚠️ 確認しておきたい点: 筋トレMemoのように、従来は買い切りのみだったアプリに月額プランが追加される例が出ています。購入前にApp Storeのアプリ内課金一覧を確認し、買い切りなのか継続課金なのかを把握しておいてください。

逆に、3か月使うか分からない段階でサブスクに入るのは割高です。無料の範囲で1〜2週間続けられるかを試し、記録が習慣になってから課金を検討する順番が無駄になりません。

筋トレMemoはApple Watchに対応しているか

国内の筋トレアプリで最も検索されているものの一つが筋トレMemoです。Apple Watchとの組み合わせで探している人が多いため、対応状況をはっきりさせておきます。

筋トレMemoの対応状況と料金

最強の筋トレ管理アプリ-筋トレMEMO

最強の筋トレ管理アプリ-筋トレMEMO

株式会社筋トレMEMO無料posted withアプリーチ

結論から書くと、最強の筋トレ管理アプリ-筋トレMemoはApple Watchに対応していません。App Storeの対応デバイス欄はiPhone・iPod touch・Mac・Apple Visionのみで、Apple Watchは含まれていません。

項目内容
価格無料(広告あり)/買い切り¥500(広告非表示)/プレミアムプラン月額¥300
Apple Watch非対応
ヘルスケア連携記載なし(説明文・カテゴリともに明記されていない)
対応OSiPhone / iPad / Mac / Apple Vision

以前は「買い切り¥500のみで月額課金はない」というアプリでしたが、現在は月額¥300のプレミアムプランが新設され、買い切りと併存しています。長く使うつもりなら、買い切りとプレミアムプランで得られる機能の違いを購入前に確認してください。

Apple Watch非対応でありながら根強く支持されているのは、**「紙のノートの即時性をデジタルで再現している」**点にあります。セット間の数秒で重量と回数を打ち込めるように設計されており、履歴の参照も速い。入力速度を最優先するなら、現在も有力な選択肢です。

Apple Watch非対応アプリを純正ワークアウトと併用する方法

筋トレMemoを使いたいけれどアクティビティリングも埋めたい、という場合は併用が解になります。手順は単純です。

📝 併用の手順:

  • トレーニング開始時に、Apple Watchの純正ワークアウトアプリで「従来型筋力トレーニング」を開始する
  • セットごとの重量・回数は、iPhoneの筋トレMemoに入力する
  • トレーニング終了時に、Apple Watch側のワークアウトを終了する

これで、心拍数・消費カロリー・アクティビティリングはApple Watchが、種目と重量の記録は筋トレMemoが担当するという分担ができます。データが2か所に分かれますが、HealthKitにセット・重量のデータ型がない以上、1か所にまとめることは技術的にできません。この方法は筋トレMemoに限らず、Apple Watch非対応のあらゆる記録アプリで使えます。

動画ガイド付きフィットネスアプリ|ジム・自宅トレーニング向け

正しいフォームを覚えたい段階では、動画ガイド付きのアプリが役に立ちます。記録アプリとは目的が異なるため、併用する前提で見ていきます。

Nike Training Club|無料で使える動画ガイド

Nike Training Club

Nike Training Club

Nike, Inc無料posted withアプリーチ

Nike Training Clubは、185種類以上のワークアウトを完全無料で利用できるアプリです。有料プランの設定自体がありません。

項目内容
価格無料(有料プランなし)
Apple Watch対応(Watchアプリの提供は継続中)
ヘルスケア連携対応(ワークアウトの同期・心拍数の記録)
日本語UIあり

💡 Nike Training Clubの主な機能:

  • 動画ガイダンス付きで各種目のフォームを確認できる
  • 音声コーチによるテンポとフォームの指示
  • ヨガ・HIIT・自重トレーニングまで幅広く収録
  • Apple Watch連携時の心拍数・消費カロリー計測

ワークアウト数は以前の「200以上」から185種類以上という表記に変わりましたが、無料でこの内容が使える点は変わりません。器具なしのメニューが多く、自宅トレーニングとの相性が良いアプリです。

Apple Fitness+|Apple Watch連動の定額サービス

Apple Fitness

Apple Fitness

Apple無料posted withアプリーチ

Apple Fitness+が日本で提供を開始しました(2026年1月21日)。Apple Watchと連動する動画ワークアウトのサブスクリプションサービスです。

項目内容
価格月額¥980/年額¥7,800(家族最大5人まで共有可)
Apple Watch連動(心拍数・リング進捗をリアルタイム表示)
収録内容筋力トレーニング、ピラティス、ヨガ、コアトレーニングなど12種類
日本語対応日本語字幕・生成音声に対応

⚠️ 位置づけの注意: Fitness+は動画を見ながら一緒に体を動かすサービスであり、自分でセット数や重量を入力する記録アプリではありません。記録が目的なら、StrongやHevyとの併用が前提になります。家族5人まで共有できるため、複数人で使う家庭では費用対効果が高くなります。

ジムと自宅で使い分けるときの組み合わせ

ジムと自宅では、必要な機能がはっきり異なります。

📝 場面別に必要な機能:

  • ジム:セット間の短時間で入力できること、前回の重量をすぐ確認できること、インターバルタイマー
  • 自宅:動画でフォームを確認できること、器具不要のメニュー、音声ガイダンス

この条件から、**ジムでは記録アプリ(Strong・Hevy・筋トレMemo)、自宅では動画ガイドアプリ(Nike Training Club・Apple Fitness+)**という使い分けが素直です。両方をこなす1本を探すより、場面ごとに最適なものを使うほうがストレスがありません。

ジム選びの段階から検討している場合は「ジムの選び方完全ガイド|初心者・男性向け基準とおすすめの種類」を、自宅の環境づくりからなら「筋トレに必要なもの完全ガイド|初心者が最低限揃えるべき器具3つから始める段階的プラン」を参考にしてください。

まとめ

Apple Watchで筋トレを記録したいなら、まず純正のワークアウトアプリではセット数・回数・重量が記録できないことを前提に置いてください。残るのは時間・心拍数・消費カロリーだけで、これはHealthKitに該当するデータ型が存在しないという構造上の問題です。

目的別の選択肢は、手首だけで完結させたいならStrong、入力の手間そのものをなくしたいならGymatic、入力速度を優先するなら筋トレMemo(Apple Watch非対応のため純正ワークアウトと併用)、無料で動画ガイドがほしいならNike Training Clubとなります。長く紹介されてきたWorkouts++は配信を終了しているため、乗り換え先の検討が必要です。

アプリ選びで大事なのは、「Apple Watch対応」の一語を鵜呑みにせず、手首だけで何ができるかを確認することです。まずは無料の範囲で1〜2週間試し、記録が習慣として続くかを見てから課金を判断してください。完璧なアプリを最初から見つける必要はありません。記録用と計測用を組み合わせるという現実的な解に落ち着くことのほうが多いはずです。


筋トレアプリに関するよくある質問

Apple Watchで筋トレを記録するのにおすすめのアプリは?

Apple Watch単体で完結させたいならStrongが有力です。回数の自動カウントを求めるならGymatic、アクティビティリングを埋めるだけならApple純正のワークアウトアプリで足ります。

Apple Watchの純正アプリでセット数や重量は記録できますか?

できません。純正のワークアウトアプリで記録されるのは時間・心拍数・消費カロリーのみで、種目・セット・重量を保存する仕組みがiPhoneのヘルスケア側に用意されていないためです。

筋トレMemoはApple Watchに対応していますか?

対応していません。App Storeの対応デバイスはiPhone・iPad・Mac・Apple Visionのみです。Apple Watchのリングを埋めたい場合は、純正ワークアウトアプリを同時に起動して併用してください。

Apple Watchはスクワットの回数を自動で数えられますか?

GymaticやMotraなどのアプリを使えば数えられます。ただしケーブル系・マシン系の種目では精度が落ち、セット中に動きを止めると誤カウントが起きるという報告があります。

無料で使える筋トレアプリはどれですか?

Nike Training Clubは185種類以上のワークアウトが完全無料です。記録用ならHevyの無料枠が広く、筋トレMemoも広告を許容すれば無料で使えます。

筋トレアプリと食事管理アプリは分けたほうがいいですか?

記録の精度を重視するなら分けたほうが使いやすくなります。筋トレの記録は専用アプリ、食事は食事管理アプリという分担のほうが、それぞれの入力速度と分析機能を活かせます。


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参考サイト・出典:

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