

トレーニンググローブを探し始めると、Amazonや楽天で数百件の商品が並び、価格も1,000円から7,000円超まで散らばっています。「どれも似たような見た目なのに、なぜこんなに値段が違うのか」——ここでつまずく人は少なくありません。
結論を先に言うと、この価格差の正体は「手首を守れるかどうか」です。2,000円前後の商品の多くは「リストラップ付き」と書かれていますが、実物を見比べると、手首を支えられるのは一部だけで、残りはグローブがずれないための細いベルトです。同じ表記でも中身が違います。
この記事では、実際の商品を見比べて分かった手首固定の4段階を示したうえで、目的別におすすめ8商品を紹介します。あわせて「100均やホームセンターで代用できないか」という疑問にも、実際の取り扱い状況を調べたうえで答えます。
トレーニンググローブの効果と必要性|いらない人の条件

手のひらの保護・グリップ・手首サポートの3つの役割
トレーニンググローブの機能は、次の3つに整理できます。
| 役割 | 内容 |
|---|---|
| 手のひらの保護 | バーベルやダンベルとの摩擦・圧力から、マメや皮むけを防ぐ |
| グリップ力の強化 | 滑り止め素材により、汗をかいても握りが安定する |
| 手首のサポート | 手首関節を固定し、押す動作で手首が反るのを抑える |
重要なのは、この3つがすべての商品に揃っているわけではないという点です。手のひらの保護とグリップはどの商品にもありますが、手首のサポートは商品によって有無も強さも大きく違います。ここが価格差の中心にあります。
初心者ほど効果が大きい理由
初心者にグローブが効くのは、手のひらの皮がまだトレーニングに適応していないからです。フォームが固まっていない段階では器具が手の中で動きやすく、その摩擦がマメになります。マメが潰れれば、痛みで数日間トレーニングができません。
つまりグローブの実質的な効果は、筋肉に効かせることではなく中断しない環境をつくることにあります。手の問題で休まずに済むことは、継続が最も重要な初期段階では小さくない価値です。
もうひとつ、ジムの共用器具に直接触れずに済むという衛生面の利点もあります。
グローブがいらないケース
一方で、すべての人に必要な道具ではありません。
⚠️ グローブが不要・非推奨のケース:
- 握力を重点的に鍛えたい人:グローブのクッションと滑り止めは握力への負荷をわずかに軽減します。あえて素手で行う選択も合理的です
- 軽い自重トレーニングが中心の人:腕立て伏せやスクワットなど、手のひらへの荷重が小さい種目だけなら必要ありません
- パワーリフティングの大会を目指す人:競技では使用できないため、大会を想定した練習は素手が基本になります
3点目は補足が必要です。IPF(国際パワーリフティング連盟)と日本パワーリフティング協会の技術規則を確認すると、規則書に「グローブ禁止」という条文は存在しません。ただし両規則とも着用できる装備を列挙する方式をとっており、スーツ・シャツ・ベルト・シューズ・ニースリーブ・リストラップが並ぶなかにグローブは含まれていません。加えて手に貼れるのは親指のテープ2層までで、バーの保持を助ける用途は禁止されています。検査を通っていない装備でプラットフォームに上がれば失格になるため、規則上グローブは使えないと理解しておくのが正確です。
なお「グローブを使うと握力が鍛えられない」という説明は正確ではありません。着用しても握る動作そのものは同じで、前腕の筋肉は変わらず使われます。軽減されるのは、皮膚の痛みが握りを制限する分だけです。握力を集中的に強化したいなら、ハンドグリッパーの選び方と鍛え方を参考に専用種目を併用する方が効率的です。
パワーグリップとの違いと使い分け

混同されやすいのがパワーグリップです。両者は目的が異なります。
| 比較項目 | トレーニンググローブ | パワーグリップ |
|---|---|---|
| 主な目的 | 手のひらの保護 | 握力の補助 |
| 効果 | マメ防止・手首サポート・グリップ向上 | 握力の限界を超えて高重量を保持 |
| 適した種目 | ベンチプレス・ダンベル種目・懸垂など全般 | デッドリフト・ラットプルダウンなど引く種目 |
| 初心者への推奨度 | 高い(最初に揃えたい) | やや低い(重量が上がってから) |
まずグローブを使い、「背中より先に握力が限界になる」と感じ始めたらパワーグリップを追加する流れが自然です。何から揃えるべきかは筋トレに必要なものを予算別にまとめた記事で全体像を確認できます。
100均・ホームセンター・軍手で代用できる?専用品との違い
グローブを買う前に「安く済ませられないか」を考えるのは自然です。実際の取り扱い状況を調べました。

100均の取り扱い状況|専用グローブがあるのはワッツの440円のみ
100円ショップ大手4チェーンの公式情報を確認したところ、トレーニング専用グローブを扱っているのはワッツだけでした。
| チェーン | 専用グローブ | 代用できる商品 | 価格帯(税込) |
|---|---|---|---|
| ワッツ | あり(440円) | 天然ゴム背抜き手袋など | 110〜440円 |
| ダイソー | なし | 発泡ゴム背抜き手袋、すべり止め手袋 | 110〜220円 |
| セリア | 未確認(公式の商品検索がなく確認不可) | 未確認 | − |
| キャンドゥ | なし | ウレタンコート手袋、天然ゴム背抜き手袋 | 110円 |
ワッツで売られているのは、プライベートブランドのTokinone PB. トレーニンググローブ(M:064196/L:064197)です。指なしタイプで、素材はクロロプレンゴム、手のひら側にパンチング穴があり、手首はベルト式で調整できます。100均としては本格的な仕様です。
ただし注意点があります。ワッツオンラインの宅配送料は全国一律770円で、送料無料は税込7,700円以上から。1点だけ取り寄せると送料込み1,210円になります。店舗受取なら税込990円以上で無料です。近くに店舗がなければ、この選択肢の意味は薄れます。
ダイソーとキャンドゥには専用品がなく、代用するなら作業用の背抜き手袋になります。ダイソーの発泡ゴム背抜き手袋(110円)は手のひら側に天然ゴムの発泡加工があり、グリップは十分です。ただし指ありタイプのため蒸れやすく、汗をかいた状態では着脱もしにくくなります。
セリアについては確認できませんでした。 一般向けの公式オンラインストアがなく、公式サイトにも商品検索機能がないため、店頭にあるかどうかを外部から確かめる手段がありません。「取り扱いがない」と断定はできず、未確認というのが正確です。
ホームセンター・ワークマンで買える作業用手袋
ホームセンターとワークマンにも、フィットネス用途を明示したグローブはほぼありません。 作業用手袋コーナーから転用できるものを選ぶことになります。
| 店舗 | 代表的な商品 | 価格(税込) |
|---|---|---|
| ワークマン | 556 コンプレッションファイバー ニトリルゴム ベルト付き手袋、匠プラス 天然ゴム背抜き手袋 ベルト付き | 399〜499円 |
| カインズ | おたふく手袋 13G天然ゴム背抜き、東和 パワフルトップ3本指先強化 | 98〜約800円 |
| コーナン | PROACT 合成皮革スエード指切手袋(指なし)、お買得PU革手袋 | 382〜1,408円 |
| ナフコ | ノンスリップライトPパターンマジック、ヤギ革グローブ | 128〜1,980円 |
このなかで筋トレ用に最も形状が近いのは、**コーナンの「PROACT 合成皮革スエード指切手袋」(1,408円)**です。指を出した合成皮革製で、市販のトレーニンググローブとほぼ同じ構造をしています。
ただしここで気づくべきことがあります。1,408円という価格は、専用グローブの下限帯とほとんど変わりません。 作業用手袋を探しているうちに、専用品と同じ金額に達しているのです。
代用品に足りないもの|手首サポートとパッド配置
代用品と専用品の差は、はっきりしています。
| 項目 | 代用品(作業用手袋) | 専用グローブ |
|---|---|---|
| 手のひらの保護 | あり | あり |
| グリップ力 | 滑り止め付きなら十分 | あり |
| 手首の固定 | なし(ベルトは脱げ防止用) | 商品により幅広ラップまで |
| パッドの配置 | 全面均一 | 荷重が集中する部分を厚く設計 |
| 通気性 | 指ありで蒸れやすい | フィンガーレスで蒸れにくい |
作業用手袋の手首ベルトは、手袋を固定するためのものです。手首の関節が反るのを防ぐ構造ではありません。ベンチプレスのように手首に重量がかかる種目では、この差が痛みや故障につながります。
パッドの配置も違います。作業用手袋のゴムコーティングは全面均一ですが、専用グローブはバーが当たる指の付け根から手のひら中央にかけてクッションを厚くしています。
代用品を使う場合は、扱う重量を普段の70〜80%程度に抑え、使用前に滑り止めの摩耗を確認してください。ダンベルの重量設定に迷っている段階なら、ダンベル初心者は何キロから始めるべきかを男女別に解説した記事もあわせて確認しておくと安全です。
安く抑えたいなら「安いグローブ」ではなく「種類を変える」

ここまでを踏まえて、この記事の立場をはっきり書きます。
予算を抑えたいときに選ぶべきなのは、安い代用品でも、安価な多機能グローブでもありません。目的を絞った別の種類の商品です。
理由は単純です。トレーニング用品には一定の価格ラインがあり、それを下回る商品は、機能を持っているように見せているだけで実際には目的を果たしません。 グローブで言えば、手首固定がその典型です。1,000円台で「リストラップ付き」を名乗る商品はありますが、実物は手首を支えられません。見た目だけを揃えた結果、手のひらの保護も手首の固定もどっちつかずになります。
一方、手首固定を最初から諦めて手のひらの保護に振り切った商品なら、1,000〜2,000円でも目的を果たします。グリップパッド型や、手首固定を謳わないシンプルなフィンガーレスグローブがこれにあたります。設計が目的と一致しているからです。
つまり選択肢は次の2つで、その中間が最も損をします。
💡 予算に応じた考え方:
- 手首まで守りたい:3,000円前後の、実際に手首を固定できるモデルを選ぶ
- 予算を抑えたい:手首固定は諦め、手のひら保護に特化した種類に変える
- 避けるべき:1,000〜2,000円で「リストラップ付き」を名乗る、どっちつかずのモデル
初心者が失敗しないトレーニンググローブの選び方

最初に決めるのは「手首まで守るか、手のひらだけ守るか」
商品を比べる前に、この1点を決めてください。ここが決まれば、候補は半分以下に絞れます。
| 選ぶ方向 | こんな人 |
|---|---|
| 手首まで守る | ベンチプレス・ショルダープレスなど押す種目を行う/手首に違和感がある/扱う重量を増やしていく予定がある |
| 手のひらだけ守る | 懸垂・ラットプルダウンなど引く種目が中心/マシン中心/軽〜中重量で続けている |
押す種目では手首が後ろに反る方向に力がかかるため、固定の有無が体感で変わります。逆に引く種目では手首を反らせないので、固定はほぼ効きません。懸垂中心の人が高い手首固定モデルを買う必要はありません。
「リストラップ付き」表記のわな|同じ表記でも機能は別物

ここが、商品ページを読むだけでは分からない部分です。「リストラップ付き」という表記は、まったく違う4段階のものに同じように使われています。
実際の商品を見比べると、次のように分かれます。
| 段階 | 手首部分の作り | 実際の機能 | 該当例 |
|---|---|---|---|
| 一体型ラップ | 長いラップを巻き付ける | 手首をしっかり固定できる | ゴールドジム EXアルティマ |
| 幅広バンド | 手首を覆う厚手のバンド | 手首の反りを抑えられる | ALL OUT |
| 固定バンド | 中間幅・柔らかい素材 | ずれ防止+軽い固定。ホールド力は限定的 | GW SPORTS |
| 細ベルト | 指1〜2本分の細いベルト | ずれ防止のみ | FREETOO |
商品名や説明文では、この4つがすべて「リストラップ付き」と書かれます。確認するには商品画像を見て、手首部分の幅と素材の厚みを見比べるしかありません。
⚠️ 商品画像で見るべきポイント:
- 幅:手首をどれだけ覆っているか。指2本分以下なら固定機能はほぼない
- 素材の厚み:柔らかいネオプレン系か、厚手でハリのある生地か
- 巻き方:一周だけか、巻き付けられる長さがあるか
素材と手のひらパッドの厚さ
素材は耐久性・通気性・グリップに直接影響します。
🧤 主要素材の特徴:
- 合成皮革:耐久性とグリップのバランスがよく価格も手頃。初心者向き
- メッシュ:通気性が高く蒸れにくい。手の甲側に使われることが多い
- ネオプレン(クロロプレンゴム):フィット感が高いが、保温性があり夏場はやや暑い
- 本革(牛革・ヤギ革):耐久性とグリップは最高水準だが、価格が上がり乾きにくい
パッドの厚さも使用感を左右します。
| パッドの厚さ | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 薄め(2mm以下) | 素手に近い感覚で器具の感触が伝わる | 軽重量中心・感覚重視の中〜上級者 |
| 中程度(3〜5mm) | 保護と操作性のバランスがよい | 初心者に最適 |
| 厚め(5mm以上) | 保護機能は高いが器具の感覚が掴みにくい | 高重量を扱う上級者 |
サイズの測り方|日本人の手囲い平均と海外ブランドのサイズ表

サイズが合わないグローブは、保護効果が落ちるだけでなく手の中でずれてマメの原因になります。
📏 サイズの測り方:
- 手囲い(手のひら周り)を測る:親指を除き、人差し指の付け根から小指の付け根まで、手のひらの最も広い部分を一周させます
- 利き手で測る:利き手はわずかに大きいため、こちらを基準にします
- 軽く密着する強さで測る:きつく巻きすぎると小さいサイズを選ぶことになります
参考として、産業技術総合研究所のAIST日本人の手の寸法データ(18〜64歳、男性327名・女性203名の実測)による平均値は次のとおりです。
| 項目 | 日本人 男性 平均 | 日本人 女性 平均 | 米国 男性 中央値 | 米国 女性 中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 手囲い | 20.25cm | 17.91cm | 21.3cm | 18.6cm |
| 手長 | 18.96cm | 17.54cm | 19.3cm | 18.0cm |
米国側はFAAの人間工学基準(データ元は米軍の人体計測)の値で、若年の軍人が対象のため一般成人よりやや大きめに出ます。それを踏まえても手囲いで男女とも1cm前後の差があり、実用的な結論が導けます。ハービンジャーやシークなど海外ブランドのサイズ表は米国基準なので、日本人は表記より1サイズ小さめが合いやすいということです。
⚠️ よくある失敗パターン:
- 大きすぎる選択:余裕を持たせると手の中でグローブが動き、かえってマメの原因になります
- 小さすぎる選択:血行を妨げ、指先が痺れたり動きが制限されたりします
- 指の長さを無視:手のひらは合っても指先が余ると器具の握り込みが浅くなります
装着したとき、フィンガーレスタイプなら指先から第一関節が少し見える程度が理想です。使ううちに素材はわずかに伸びるため、購入時はやや締め気味を選ぶのがコツです。
懸垂用に選ぶときの条件
懸垂はグローブの効果を最も実感できる種目です。全体重が手のひらに集中し、回数を重ねるほど摩擦が蓄積します。
💪 懸垂用に求められる条件:
- 指の付け根から手のひら中央まで均等に厚みがあるパッド。バーが当たるのはこの範囲です
- 高いグリップ力。汗をかいたバーでも安定してホールドできること
- 通気性。連続して行う種目なので、メッシュ素材があると快適です
前述のとおり、手首を反らせない懸垂ではリストラップはほぼ効きません。懸垂中心なら、手首固定に予算を使わず、パッドとグリップに配分するのが合理的です。この用途では、手のひらだけを覆うグリップパッド型が最も目的に合います。
自宅で懸垂環境を整えたい方はチンニングスタンドの選び方と使い方、現在の実力を把握したい方は懸垂は何回できたらすごいかをレベル別に解説した記事が参考になります。
女性向けトレーニンググローブの選び方|レディース専用が合う理由

男女の手の寸法差とフィット感
前掲のAISTのデータでは、手囲いは男性20.25cm・女性17.91cmで約2.3cmの差、手長は男性18.96cm・女性17.54cmで約1.4cmの差があります。注目したいのは、手囲いの差の方が手長の差より大きい点です。
つまり女性の手は男性の手を単純に縮小した形ではなく、手長に対して手のひらが薄く細い傾向があります。男性用の小さいサイズを選ぶと手のひら周りが余り、指の部分だけが窮屈になるのはこのためです。日本人女性の平均手囲い17.91cmは、海外ブランドのサイズ表ではXS〜Sの領域にあたります。
👩 女性がグローブを選ぶときのポイント:
- レディース専用設計を優先する:手のひら幅と指の長さの比率が女性の手に合わせて設計されています
- 手首まわりの調整範囲を確認する:細い手首でも締め切れる構造かを見ます
- 軽量で通気性の高い素材を選ぶ:高回数のトレーニングでも疲れにくくなります
デザインと機能性のバランス
デザインが気に入ったグローブを選ぶことでモチベーションが保ちやすくなるのは事実ですが、優先順位はサイズが合うことが先です。明るい色ほど手のひら側の汚れが目立つ点も、手入れの手間として計算に入れてください。
レディース専用モデルの価格帯は2,500〜4,000円程度です。予算を抑えたい場合は、XSサイズを展開している男女兼用モデルも選択肢になります。
トレーニンググローブおすすめ8選|目的別に選ぶ
価格は執筆時点で各ECサイトを確認した目安です。セールや在庫状況で変動します。

迷ったらコレ|手首まで守れる本格モデル
ALL OUT トレーニンググローブ
総合おすすめ度:
最初の1つとして最も勧めやすいのが**ALL OUT トレーニンググローブ(2,980円前後)**です。
🏆 おすすめの理由:
- 手首を覆う幅広・厚手のバンドを備え、この価格帯で手首の反りを実際に抑えられる数少ないモデル
- 手のひらに特殊素材の立体クッションを配置し、高重量でも荷重を分散
- シリコンゴムによる吸着感の高いグリップ
- 指先のフィンガータブで、汗をかいた状態でも脱ぎやすい
- S(手囲い18〜20cm)/M(20〜23cm)/L(23〜25cm)の3サイズ
2,000円前後の「リストラップ付き」モデルとは、手首部分の作りが明確に違います。 予算をあと1,000円足せる人にはこちらを勧めます。楽天市場・Yahoo!ショッピングのトレーニンググローブ部門でも常時上位に入る国内ブランドで、公式ストアを含め正規の購入経路が揃っています。人気モデルのため、サイズによっては在庫切れになることがあります。
手首まで守るモデル|耐久性とグレードで選ぶ
ハービンジャー パワーグローブ 2.0
総合おすすめ度:
フィットネス用品の老舗ブランドの定番です。品番は22257(S)/22258(M)/22259(L)、XSは21904。価格は2,700〜3,300円程度。
✅ 特徴:
- 手のひらにレザーを使用し、摩耗に強い
- XS〜XLの5サイズ展開で、手囲い16.5cmから24cmまで対応
- 甲側はパフォーマンスメッシュで通気性を確保
- 手首はベルト式(ALL OUTより固定力は控えめ)
サイズの合わせやすさと耐久性を優先する人に向きます。以前あった「ウィメンズ パワーグローブ」というレディース専用の名義は、現行モデルではXSを含む男女兼用に統合されています。サイズ表は米国基準のため、ワンサイズ小さめから検討してください。
ゴールドジム EXアルティマレザーグローブ G3433
総合おすすめ度:
4,950円前後。8商品中で最も手首の固定力が高いモデルです。
✅ 特徴:
- 長い一体型リストラップを巻き付けて固定する構造。面ファスナーで2段階に調整できる
- 手のひらは高級牛革で、耐久性とグリップは最高水準
- M(約22cm)/L(約23cm)の2サイズ
価格は上がりますが、高重量を扱う人や、1つを長く使いたい人にはこの投資が見合います。フィットネス専門店やスポーツ量販店で正規に流通しており、入手性も安定しています。
手のひら保護に特化したモデル|予算を抑えるならこの選択
ここからは手首固定を求めず、手のひらの保護とグリップに振り切った商品です。予算を抑えたい人は、中途半端な多機能モデルではなくこちらから選んでください。
AZLIV FITグローブ
総合おすすめ度:
1,980円前後。指を4本通して手のひらを覆うグリップパッド型で、手首はカバーしません。目的が明確な設計です。
✅ 特徴:
- 手のひらに厚みのある保護パッドを配置
- 手首を覆わないため蒸れにくく、着脱が速い
- XS〜Lのサイズ展開
- 公式ストア・楽天市場・Yahoo!ショッピングのすべてに正規販売店がある
懸垂・ラットプルダウン・デッドリフトなど引く種目が中心の人に最も合います。手首固定が不要な用途では、この形状が最も軽快です。より厚いパッドを求めるなら上位の「FIT PRO」(2,400〜2,500円前後)もあります。
リーボック フィットネスグローブ
総合おすすめ度:
品番はRAGB-14513〜14516(S〜LL)。1,000〜1,980円とスポーツブランドとしては最安クラスです。
✅ 特徴:
- ポリエステル・ポリウレタン素材にパッドを配置
- S/M/L/LLの4サイズ(LLで手囲い20〜21.5cm)
- 手首固定を謳っていないぶん、価格に対して素直な作り
「まず専用品を1つ持っておきたい」段階の選択肢です。セール時は1,000円台前半で入手できます。
FREETOO トレーニンググローブ
総合おすすめ度:
1,980円前後。手首には細いベルトが付いていますが、これはずれ防止用で、手首を支える機能はありません。評価すべきは手のひら側です。
✅ 特徴:
- 手のひらの弾力スポンジとシリコン粒子でグリップ力が高い
- 手の甲はメッシュで通気性がよい
- 約38gの軽量設計で素手に近い感覚
- 18ヶ月の保証付き
軽さと器具の感触を重視する人に向いています。レディース版も別に用意されています。
レディース専用モデル
ナイキ ウィメンズ エッセンシャル フィットネス グローブ 2.0
総合おすすめ度:
品番AT2103。価格は2,500〜3,300円程度で、ナイキのウィメンズ現行モデルです。
✅ 特徴:
- 女性の手に合わせた専用設計でフィット感が高い
- 手のひらにパッドを配置し、マシン・ダンベル種目に対応
- S/M/Lの3サイズ、シンプルなデザインで使いやすい
- 手首はベルト式
女性の最初の1つとして最も勧めやすいモデルです。以前販売されていた「ジム エレメンタル」(AT2019)は流通在庫のみとなっています。
アンダーアーマー UAトレーニンググローブ(ウィメンズ)
総合おすすめ度:
品番1377798。価格は3,700〜3,900円程度で、旧モデル1329326の後継です。
✅ 特徴:
- 熱がこもりにくい接触冷感素材を採用
- ストレッチ性のあるリストバンドで手首を固定
- S/M/Lの3サイズ、カラーは2色展開
夏場や手汗をかきやすい方に向いています。人気モデルのため公式サイトで品切れになることがあり、その場合はスポーツ用品店の通販で在庫が見つかります。
全商品比較表と価格帯の目安
| 商品名 | 価格の目安 | 手首の固定 | 対象 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|---|
| ALL OUT | 2,980円 | 幅広バンド | 全レベル | 立体クッション・吸着グリップ/迷ったらコレ |
| ハービンジャー パワーグローブ2.0 | 2,700〜3,300円 | ベルト | 全レベル | レザー製・XS〜XLの5サイズ |
| ゴールドジム EXアルティマ | 4,950円 | 一体型ラップ | 中〜上級者 | 牛革・固定力は8商品中最高 |
| AZLIV FITグローブ | 1,980円 | なし(グリップパッド型) | 全レベル | 蒸れにくい・懸垂向き |
| リーボック フィットネス | 1,000〜1,980円 | なし | 初心者 | 最安クラスのブランド品 |
| FREETOO | 1,980円 | 細ベルト(ずれ防止) | 初心者 | 約38gの軽量・シリコン粒子グリップ |
| ナイキ ウィメンズ エッセンシャル2.0 | 2,500〜3,300円 | ベルト | 女性 | 女性の入門に最適 |
| アンダーアーマー ウィメンズ | 3,700〜3,900円 | ベルト | 女性 | 接触冷感素材・夏場向き |
📌 価格帯別の目安:
- 1,000〜2,000円:手のひら保護に特化した種類を選ぶ帯。この価格で手首固定を求めない
- 2,500〜3,500円:手首まで実際に守れるモデルが入ってくる帯
- 4,000円以上:本革・高い固定力の上位グレード。長く使う人向け
まとめ
トレーニンググローブ選びで最初に決めるべきは、手首まで守るか、手のひらだけ守るかです。ここが決まれば候補は半分に絞れます。
注意したいのは、「リストラップ付き」という表記が4段階のまったく違う作りに使われていることです。2,000円前後のモデルの多くは、手首を支えるのではなくグローブがずれないためのベルトを付けているだけです。商品画像で手首部分の幅と厚みを確認してください。
手首まで守りたいなら、実際に固定できる**ALL OUT(2,980円前後)**が入口として妥当です。予算を抑えたいなら、中途半端な多機能モデルではなく、手のひら保護に特化した種類に変える方が目的を果たします。懸垂中心ならグリップパッド型が最も合います。
100均やホームセンターの作業用手袋でも、手のひらの保護とグリップは確保できます。ただし手首サポートとパッド配置は専用品にしかありません。コーナンの指切手袋が1,408円であることを考えれば、同じ予算で専用品を選ぶ方が確実です。サイズは手囲いを実測し、海外ブランドなら表記より1サイズ小さめから検討してください。
よくある質問(FAQ)
- トレーニンググローブはダイソーで売っていますか?
-
専用のトレーニンググローブは販売されていません。代用するなら発泡ゴム背抜き手袋やすべり止め手袋(各110円)になりますが、いずれも指ありタイプで手首サポートはありません。
- セリアやキャンドゥにトレーニンググローブはありますか?
-
キャンドゥには専用品の取り扱いがなく、ウレタンコート手袋などが代用候補です。セリアは公式の商品検索手段がないため確認できませんでした。店頭で確かめてください。
- 100均の手袋で懸垂しても大丈夫ですか?
-
摩擦の軽減には効果があり、マメの予防にはなります。ただし滑り止めの劣化が早いため、使用前に必ず摩耗を確認してください。回数を伸ばす段階では専用品への切り替えを勧めます。
- 軍手で代用できますか?
-
滑り止め付きの軍手であれば代用できます。滑り止めのない綿軍手は汗をかくと逆に滑るため危険です。代用時は扱う重量を普段の70〜80%に抑えてください。
- 安いグローブと高いグローブは何が違うのですか?
-
主な差は手首の固定力と素材の耐久性です。2,000円前後は手のひらの保護が中心で、3,000円前後から手首を実際に固定できるモデルが入ってきます。
- グローブを使うと握力が鍛えられなくなりますか?
-
握る動作は変わらないため、前腕の筋肉は同じように使われます。軽減されるのは皮膚の痛みによる制限だけです。握力を強化したい場合はグリッパーなどの専用種目を併用してください。
- トレーニンググローブは洗えますか?
-
中性洗剤を薄めた水で押し洗いし、陰干しすれば繰り返し使えます。強くこすると滑り止めが剥がれ、乾燥機は素材を傷めるため避けてください。本革製は水洗いを避け、乾拭きと陰干しで管理します。
- 交換の目安はどのくらいですか?
-
週2〜3回の使用で8ヶ月〜1年、毎日使うなら3〜6ヶ月が目安です。手のひらの穴あき、縫い目のほつれ、パッドの薄化、面ファスナーの粘着力低下が見られたら交換してください。
関連記事:
- 筋トレに必要なもの|初心者が最低限揃えるべき器具と予算別の揃え方
- 懸垂は何回できたらすごい?できる人の割合と平均回数をレベル別に解説
- ダンベル初心者の重さは何キロから?男女別の目安と何キロずつ増やすかを解説
- チンニングスタンドの使い方|効果的なトレーニングメニューと選び方・設置ガイド
- COCグリッパー(キャプテンズオブクラッシュ) No.1の握力は?選び方と鍛え方
参考サイト・出典:

