日本人の骨格はベンチプレス向き?世界で活躍する理由と体格を活かすフォーム

力強い日本人女性のインクライン・ベンチプレス・ロックアウト ジムでインクライン・ベンチプレスを行い、力強い表情でバーベルを押し上げる筋肉質な日本人女性。

「日本人は体格で劣るから、ベンチプレスで高重量は無理だ」——そう思い込んで、自分の限界を決めつけていませんか? 欧米発のフィットネス情報ばかりが目に入り、日本人には向いていないと感じてしまうのも無理はありません。

しかし、事実は真逆です。2024年の世界ベンチプレス選手権では、日本人選手が43名優勝し、11個の世界記録を樹立しました。74kg級の横山晃生選手はノーギア(クラシック)世界記録を樹立し、児玉大紀選手は世界選手権通算22回の優勝を誇るなど、日本人は世界のベンチプレス界でトップクラスの実績を残しています。

この記事では、日本人の骨格がベンチプレスに有利な理由から、腕の長さ・肩幅・胸郭に合わせたフォーム調整法、体重別の記録一覧まで解説します。読み終えれば、自分の骨格を「弱点」ではなく「武器」として活かす方法がわかり、明日からのトレーニングが変わります。

目次

日本人の骨格はベンチプレスに有利なのか

結論から言えば、日本人の骨格はベンチプレスに有利な特徴を持っています。パワーリフティングの世界大会における日本人選手の圧倒的な成績が、この事実を裏付けています。

ベンチプレスが強い人に共通する骨格の特徴

ベンチプレスで高重量を挙げる選手には、共通する骨格的特徴があります。

特徴ベンチプレスへの影響
腕が短いバーベルの可動距離が短くなり、少ないエネルギーで挙上できる
胸郭が厚い・広いアーチが作りやすく、可動域を短縮できる
肩幅に対して腕が短いてこの原理で効率よく力を伝えられる
前面の筋肉が発達しやすい主動筋(大胸筋・三角筋前部)に力が入りやすい

日本人の多くはこのうち**「腕が短い」「前面の筋肉が発達しやすい」**という2つの特徴を持っています。身長に対する腕の比率(相対腕長)が欧米人より小さい傾向にあり、これがベンチプレスにおいて構造的な優位性をもたらしています。

自分の骨格がベンチプレスに向いているかどうかは、遺伝子レベルで確認する方法もあります。筋肉の付き方や筋繊維のタイプは遺伝的な影響を受けるため、スポーツ・エクササイズ遺伝子検査で体質を調べることで、自分に合ったトレーニング方針を立てやすくなります。

日本人の「押す力」が強い身体的理由

ベンチプレスで主に使用する筋肉は、大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋の3つです。これらはすべて身体の前面に位置する筋肉であり、日本人が発達させやすい部位と一致しています。

日本人と欧米人の骨格的な違い:

部位日本人の傾向欧米人の傾向
腕の長さ身長比で短め身長比で長め
肩幅やや狭め広め
胸郭コンパクト開いている
骨盤後傾傾向前傾傾向
発達しやすい筋肉前面(大胸筋・三角筋前部)背面(広背筋・ハムストリングス)

骨盤の後傾傾向は、背面の筋肉を効率的に使いにくくする一方で、前面の筋肉が力を発揮しやすいポジションを作ります。ベンチプレスは前面の筋肉を主動力とするため、この傾向がそのまま有利に働きます。


ベンチプレスと腕の長さの関係|短いと有利・長いと不利な理由

ベンチプレスにおいて、腕の長さは挙上重量に直接影響する最も重要な骨格的要素です。

腕が短い人がベンチプレスで有利になる仕組み

物理学的に、仕事量(エネルギー)は「力 × 距離」で計算されます。腕が短いとバーベルの移動距離が短くなるため、同じ重量を挙げるのに必要なエネルギーが少なくて済みます。

🔧 腕が短い人の具体的なメリット:

  • 可動域が短いため、バーベルをコントロールしやすい
  • 関節への負担が小さく、高重量に挑戦しやすい
  • 挙上にかかる時間が短く、スティッキングポイントを素早く通過できる

74kg級で世界記録を保持する横山晃生選手をはじめ、日本人トップ選手の多くが腕の短さを最大限に活かしたフォームを構築しています。

腕が長い人・身長が高い人のフォーム攻略法

腕が長い人は可動域が広くなるため、工夫が必要です。ただし「不利=強くなれない」ではありません。フォーム次第で腕の長さのハンデを大幅に軽減できます。

腕が長い人のフォーム調整ポイント:

  • グリップ幅を広めに取る:81cmラインに薬指〜小指を合わせることで可動域を短縮する
  • 大きなアーチを作る:背中の柔軟性を高め、胸の位置を高くすることで実質的な可動距離を減らす
  • バーを下ろす位置を低くする:みぞおち付近に下ろすことで、肩関節への負担を減らしながら効率的な力の伝達を実現する

身長が高い人もベンチプレスで不利になりやすいですが、その理由は身長そのものより腕の長さにあります。身長175cm以上で腕が長い場合は、アーチの大きさとグリップ幅の調整が特に重要になります。ベンチプレス前にはストレッチで肩甲骨周りをしっかりほぐしておくと、大きなアーチが作りやすくなります。


ベンチプレスが苦手な体型と骨格別のフォーム調整

「ベンチプレスが苦手」と感じている人の多くは、体型に合っていないフォームでトレーニングしています。骨格は人それぞれ異なるため、自分の体型に合わせたフォーム調整が不可欠です。

胸郭が薄い体型のアーチの作り方

日本人は欧米人に比べて胸郭がコンパクトな傾向があります。胸郭が薄いとバーベルの可動距離が長くなりますが、アーチを作ることで補えます

📝 アーチを作る手順:

  1. ベンチに仰向けになり、足を床につける
  2. 肩甲骨を内側に寄せて下げる(下方回旋)
  3. 胸を天井に向けて突き出す
  4. 腰とベンチの間に拳1つ分程度の隙間を作る
  5. この姿勢を維持したままバーを受ける

胸郭が薄い人ほどアーチの効果は大きく、可動域を数cm短縮できます。アーチが作りにくい場合は、背中の柔軟性不足が原因であることが多いため、日常的に胸椎のモビリティワークを取り入れてください。

肩幅が狭い場合のグリップ幅の目安

肩幅が狭い人がグリップを広く取りすぎると、肩関節に過度な負担がかかります。自分の肩幅に合ったグリップ幅を見つけることが重要です。

📏 肩幅別グリップ幅の目安:

  • 肩幅が狭い人:81cmラインに中指〜薬指
  • 肩幅が普通の人:81cmラインに人差し指〜中指
  • 肩幅が広い人:81cmラインに親指〜人差し指

自分に合ったグリップ幅は、肩に痛みや違和感がなく、大胸筋にしっかり刺激が入る位置です。軽い重量で複数のグリップ幅を試し、最適なポジションを見つけてください。

猫背・巻き肩で肩甲骨が寄せにくい場合の対策

日本人は猫背になりやすい傾向があり、これはベンチプレスにおいて不利に働きます。

⚠️ 猫背がベンチプレスに与える悪影響:

  • 肩甲骨が開きやすく、胸に効きにくい
  • 肩への負担が増え、怪我のリスクが上がる
  • アーチが作りにくい

対策として、ベンチプレスの前に肩甲骨周りの動的ストレッチを行い、肩甲骨を寄せる感覚を体に覚えさせることが効果的です。普段からデスクワークが多い人は、定期的に肩甲骨を寄せる動作を意識するだけでも改善します。

バーを下ろす位置の調整

バーを下ろす位置は、骨格によって最適なポイントが異なります。

一般的には**胸の下部(乳首〜みぞおちの間)**が推奨されますが、腕が長い人やアーチが小さい人は、やや低めのみぞおち付近に下ろすことで肩への負担を軽減できます。逆に腕が短く大きなアーチが作れる人は、やや高い位置(乳首付近)でも問題ありません。

下ろす位置を変えるときは、まず軽い重量で試して肩や手首に違和感がないことを確認してください。肘の角度は45〜75度を維持するのが安全です。


なぜ日本人はベンチプレスが強くデッドリフトは弱いのか

パワーリフティングのBIG3(ベンチプレス・スクワット・デッドリフト)において、日本人選手はベンチプレスで圧倒的な強さを見せる一方、デッドリフトでは相対的に苦戦する傾向があります。

押す力と引く力で使う筋肉の違い

**押す力(ベンチプレス)引く力(デッドリフト)**では、使用する筋肉群がまったく異なります。

種目主に使う筋肉日本人の傾向
ベンチプレス大胸筋・三角筋前部・上腕三頭筋◎ 得意
スクワット大腿四頭筋・大殿筋・脊柱起立筋○ 普通
デッドリフト広背筋・ハムストリングス・脊柱起立筋△ 苦手傾向

デッドリフトで使用する広背筋やハムストリングスは背面の筋肉です。骨盤が後傾しやすい日本人は、これらの筋肉を効率的に動員しにくい傾向があります。一方、ベンチプレスの主動筋はすべて前面の筋肉であり、日本人の骨格的特徴と合致しています。

BIG3の日本人の得意・不得意バランス

BIG3の重量バランスの一般的な目安は「ベンチプレス:スクワット:デッドリフト=1:1.5:2」とされています。しかし日本人選手の場合、ベンチプレスの比率が高くなる傾向があります。

トレーニング未経験の日本人男性のBIG3の平均的なMAX重量の目安は、ベンチプレス約40kg・スクワット約60kg・デッドリフト約80kgです。日本人はこの比率のうちベンチプレスの成長速度が速い傾向にあり、これが「日本人はベンチプレスが強い」と言われる根拠の一つです。


ベンチプレスの世界記録を持つ日本人選手

日本人選手がベンチプレスで世界的に活躍している事実は、骨格的な有利さだけでなく、技術面の高さも示しています。

世界選手権での日本人選手の圧倒的成績

日本パワーリフティング協会の発表によると、2024年にアメリカ・オースティンで開催された世界ベンチプレス選手権では、日本人選手113名が出場し、以下の成績を収めました。

🏆 2024年世界ベンチプレス選手権の日本人成績:

  • 優勝者:43名
  • 世界記録樹立:11個
  • 出場部門:エクイップ(フルギア)61名、クラシック(ノーギア)52名

この圧倒的な成績は、日本人の骨格がベンチプレスに適していること、そして日本のベンチプレストレーニング文化の水準の高さを証明しています。

横山晃生|74kg級ノーギア世界記録230.0kg

横山晃生選手は、74kg級クラシック(ノーギア)ベンチプレスの現世界記録保持者です。

📊 横山晃生選手の記録:

  • 2024年世界選手権(オースティン):225.5kgでIPF世界記録樹立。児玉大紀選手の旧記録225kgを約5年ぶりに更新
  • その後、自身の記録をさらに230.0kgに更新(IPF世界クラシックベンチプレス選手権)

検量体重70.80kgで225.5kgを成功させた際の体重比は約3.18倍。74kg級のクラシック・ベンチプレスにおいて、現在世界で最も強い選手です。

児玉大紀|世界選手権優勝22回のレジェンド

児玉大紀選手は、日本が世界に誇るベンチプレスのレジェンドです。

📊 児玉大紀選手の主な実績:

  • 世界ベンチプレス選手権 優勝:22回
  • フルギア・ノーギアの世界2冠を達成した史上唯一の選手
  • 国際パワーリフティング連盟(IPF)殿堂入り(日本人4人目)
  • 74kg級フルギア JPA日本記録:300.5kg(2015年)
  • 83kg級に転向後、フルギア310kgを挙上(2024年全日本ベンチプレス選手権)

児玉選手は74kg級で長年にわたり世界記録を保持していましたが、フルギア世界記録は2023年にウクライナのイワン・チュプリンコ選手(300.5kg)に更新されました。その後83kg級に階級を上げ、新たな記録に挑戦し続けています。

児玉選手の強さの秘訣は「発想力」と「技術」にあります。自己ベストの8割程度の重量を週5〜6日反復する独自のトレーニング法(エブリベンチ)を確立し、筋力だけでなく動作の効率を極限まで高めています。

200kg・300kgを挙げる日本人選手

一般トレーニーにとって100kgが大きな壁であるベンチプレスにおいて、200kgや300kgを挙げる日本人選手が存在します。

300kgを超えた日本人選手(フルギア):

選手名階級記録備考
藤本竜希120kg超級380.5kgJPA日本記録(2021年)
三土手大介旧125kg超級360kg日本人初の300kgオーバー
児玉大紀83kg級310kg2024年全日本。74kg級時代は300.5kg

藤本竜希選手は16歳で370kgを挙げ、その後380.5kgまで記録を伸ばしています。三土手大介選手は日本人として初めて300kgの壁を突破し、世界ベンチプレス選手権で6回優勝した伝説的な選手です。

なお、フルギアは反発力のある専用ベンチプレスシャツを着用した記録であり、IPF 120kg超級のフルギア世界記録はアメリカのブレイン・サムナー選手の425.5kgです。藤本選手の380.5kgはJPA日本記録であり、IPF世界記録とは別です。

200kgは一般トレーニーにとって非常に高い目標です。才能・骨格・トレーニング環境がすべて揃い、最低でも5〜10年以上の真剣なトレーニングが必要になります。現実的な目標としては、まず100kg達成を目指し、その後体重の1.5〜2倍を長期目標とするのが適切です。


ベンチプレス日本人の記録一覧【体重別・世界記録】

日本パワーリフティング協会が公認する日本記録を体重別に紹介します。

ノーギア(クラシック)日本記録

ノーギア(クラシック)とは、専用のベンチプレスシャツを着用せず、ベルトとリストラップのみで行うベンチプレスです。一般的なジムでのトレーニングはすべてノーギアに該当します。

男子ノーギア日本記録(一般・シングルベンチ):

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階級記録選手名備考
59kg級176.0kg田中玲星2024年世界選手権で世界記録として樹立
74kg級230.0kg横山晃生IPF世界記録。国内公認225.5kg
83kg級231.5kg児玉大紀2025年全日本ベンチプレス選手権
120kg超級250.0kg藤本竜希2021年ジャパンクラシック

※66kg・93kg・105kg・120kg級の正確な記録は、日本パワーリフティング協会の日本記録一覧で確認してください。記録は大会ごとに更新される可能性があります。

フルギア(エクイップド)日本記録

フルギア(エクイップド)とは、反発力のある専用ベンチプレスシャツを着用して行うベンチプレスです。シャツの補助により、ノーギアより50〜100kg以上重い重量を挙げることが可能です。

男子フルギア日本記録(一般・シングルベンチ):

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階級記録選手名備考
74kg級300.5kg児玉大紀2015年樹立。IPF世界記録はチュプリンコ(ウクライナ)の300.5kg
120kg超級380.5kg藤本竜希2021年全日本ベンチプレス選手権

※IPFは「シングルリフト(ベンチ単独大会)」と「フルパワー(3種目大会内のベンチ)」を別記録として管理しています。上記はシングルリフトの記録です。

フルギアとノーギアの違い

フルギアとノーギアは、ベンチプレスの記録を見る際に混同されやすいため、違いを理解しておくことが重要です。

項目ノーギア(クラシック)フルギア(エクイップド)
装備ベルト・リストラップのみ専用ベンチプレスシャツ着用
重量の差ノーギアより50〜100kg以上重い重量が可能
ジムでのトレーニング該当する該当しない(専用装備が必要)
技術の違い純粋な筋力が重要シャツの反発力を活かす技術が必要

一般的なトレーニーが「ベンチプレス○○kg挙がる」と言う場合、ほぼすべてノーギアの記録です。フルギアの記録と単純比較しないように注意してください。


ベンチプレスの骨格的な弱点をカバーする補助トレーニング

日本人の骨格的特徴を理解した上で、弱点を補強するトレーニングを取り入れることでベンチプレスの記録を効率的に伸ばせます。

大胸筋・三角筋・上腕三頭筋を効率的に鍛える

ベンチプレスの主動筋である3つの筋肉をバランスよく鍛えることが重要です。

💪 おすすめの補助種目:

  • 大胸筋:ダンベルフライ、ケーブルクロスオーバー
  • 三角筋前部:フロントレイズ、オーバーヘッドプレス
  • 上腕三頭筋:ナローベンチプレス、トライセプスエクステンション

特にナローベンチプレスは、通常のベンチプレスより手幅を狭くして行う種目で、上腕三頭筋への刺激が強くなります。ベンチプレスのロックアウト(挙げ切る局面)が弱い人は、ナローベンチプレスを補助種目に取り入れると効果的です。

重量設定に迷う場合は、RM法(最大反復回数法)での重量計算を参考にしてください。

日本人に不足しがちな背面の筋肉強化

意外に思われるかもしれませんが、背中の筋肉もベンチプレスの記録向上に重要です。

🔙 背面強化のメリット:

  • 肩甲骨を安定させてフォームが崩れにくくなる
  • アーチの維持がしやすくなる
  • バーを下ろす動作のコントロールが向上する

🎯 背面強化におすすめの種目:

  • ラットプルダウン
  • シーテッドロウ
  • 懸垂(チンニング)

日本人は前面の筋肉が発達しやすい分、前後のバランスが崩れやすい傾向があります。週に1〜2回は背中のトレーニングを取り入れ、前後の筋力バランスを整えることが、ベンチプレスの安定性向上にもつながります。

肩の怪我を防ぐための注意点

ベンチプレスで最も多い怪我は肩の故障です。日本人は肩が前に出やすい骨格的傾向があるため、特に注意が必要です。

⚠️ 肩の怪我を防ぐポイント:

  • ウォームアップを十分に行う(5〜10分)
  • 肩甲骨を寄せた状態をキープする
  • バーを下ろす位置は胸の下部(乳首より下)
  • 肘の角度は45〜75度を維持
  • 痛みを感じたら即座に中止する

週に1回は肩周りのストレッチやモビリティワークを取り入れ、柔軟性を維持することも大切です。筋肉痛がある時のトレーニング判断についても把握しておくと、無理な追い込みによる怪我を防げます。


日本人のベンチプレス平均重量と100kgの壁

自分の記録がどのレベルにあるのか、目安を確認してみましょう。体重別の詳しい平均値や成長曲線については、ベンチプレスの成長曲線と伸びるペース|体重別の目標から100kg達成までで詳しく解説しています。

男女別・体重別の平均重量目安

筋トレ未経験の日本人男性のベンチプレス平均は約40kgです。女性の場合は約20kg(バーベルのみの重量に相当)が目安です。

体重別の重量レベル目安:

スクロールできます
レベル体重比の目安体重65kgの場合トレーニング歴目安
初心者体重×0.7約45kg未経験
初級者体重×0.85約55kg1ヶ月程度
中級者体重×1.1約72kg6ヶ月程度
上級者体重×1.5約97kg2年程度
アスリート体重×1.8以上約117kg以上5年以上

まずは自分の体重と同じ重量を挙げることを最初の目標にするのがおすすめです。女性の場合は、バーベル(20kg)を1回挙げられれば平均程度、自分の体重と同じ重量を挙げられれば相当な実力者と言えます。

100kgを挙げられる日本人の割合

ベンチプレス100kgは多くのトレーニーにとって大きな目標です。

📊 100kg達成者の推定割合:

  • 日本の全成人男性のうち:約1〜3%
  • トレーニング人口(ジム会員等)に限ると:約5〜10%
  • 定期的に筋トレする人(週2回以上)に限ると:約10〜20%

100kgを達成できれば、間違いなく「すごい」と言えるレベルです。達成までの期間は体重やトレーニング頻度によって大きく異なりますが、週2〜3回の継続的なトレーニングを前提に、体重60〜70kgの人で2〜4年が目安です。

まとめ

日本人の骨格は腕が短く前面の筋肉が発達しやすいという特徴から、ベンチプレスに適した条件を備えています。2024年の世界ベンチプレス選手権で43名の優勝者と11個の世界記録を出したことが、その証明です。74kg級では横山晃生選手がノーギア世界記録230.0kgを保持し、児玉大紀選手は世界選手権通算22回の優勝を誇ります。

一方、腕が長い・胸郭が薄い・猫背といった苦手な体型であっても、グリップ幅・アーチ・バーを下ろす位置を自分の骨格に合わせて調整することで、弱点を克服できます。まずは自分の体重と同じ重量を目標にし、骨格的な特徴を理解した上で継続的にトレーニングしていくことが、記録を伸ばす最も確実な方法です。

よくある質問

日本人は骨格的にベンチプレスが強いのですか?

はい、日本人は腕が短く前面の筋肉が発達しやすい傾向があり、ベンチプレスに有利な骨格を持っています。2024年の世界ベンチプレス選手権で43名が優勝し、11個の世界記録を樹立した実績がその証拠です。

ベンチプレス100kgは日本人男性の何%が挙げられますか?

日本の全成人男性のうち約1〜3%と推定されています。定期的にトレーニングしている人に限れば約5〜10%です。

腕が長いとベンチプレスは不利ですか?

腕が長いとバーベルの可動距離が長くなるため、構造的には不利です。ただし、グリップ幅を広めに取る・大きなアーチを作る・バーを下ろす位置をみぞおち付近にするといったフォーム調整で、ハンデを大幅に軽減できます。

ベンチプレスの日本人世界記録は何kgですか?

ノーギア(クラシック)74kg級で横山晃生選手が230.0kgのIPF世界記録を保持しています。フルギア(エクイップド)では、児玉大紀選手が83kg級で310kgを挙上しています(74kg級の日本記録は同選手の300.5kg)。

フルギアとノーギアの違いは何ですか?

フルギアは反発力のある専用ベンチプレスシャツを着用、ノーギアはベルトとリストラップのみで行います。フルギアはシャツの補助により50〜100kg以上重い重量を挙げられます。一般的なジムでのトレーニングはすべてノーギアです。

日本人はなぜベンチプレスが強いのにデッドリフトは弱いのですか?

日本人は前面の筋肉(大胸筋など)が発達しやすく、背面の筋肉(広背筋・ハムストリングス)は発達しにくい傾向があります。ベンチプレスは前面、デッドリフトは背面の筋肉を主に使うため、この差が種目ごとの得意・不得意として現れます。

体重60kgの日本人男性はベンチプレス何kgを目標にすべきですか?

まずは自分の体重と同じ60kgを目標にしましょう。達成後は体重の1.5倍(90kg)、最終的には100kgを目指すのが一般的なロードマップです。

ベンチプレスが苦手な体型はありますか?

腕が長い・胸郭が薄い・肩幅が狭い体型はベンチプレスで不利になりやすいです。ただし、グリップ幅・アーチ・バーを下ろす位置などのフォーム調整で十分にカバーできます。骨格に合ったフォームを見つけることが重要です。

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参考サイト・出典:

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